友人キャラを極みにまでステ振った俺は、PURIKURAを嫌う。
略称を決めました、友人の案で『三モブ』。
よろしくお願いします。
「で、さっきからあんまり歌っていないのはなんでかな?ノリ」
「げ」
「はいはいー、そんじゃこれなぁー」
ロキ。
オーディンの義兄弟であり、いたずら好きの神。
神に仇名すヨトゥンの血と巨人の血を引いている。
というのは神話上の話。
いまはじめがカラオケに入れたのは、とある人がボーカロイドという既存の音声アプリを使って曲を作り公開するというモノで、俺が好きでよく聞いていたい人だ。
☆☆☆
「うっわぁ・・・」
「「「・・・反応に困る」」」
「こっちがなッ!」
点数は90きっかり。
歌の上手い一と白、超絶下手な彩音(ぶっちゃけ初めてこいつの弱点を知ったかもしれない)との対局。
キングオブ普通。
こら困った。
・・・どしよ?
そんなこんなで時間が来てしまったので、俺たちは退出、その流れで近くのゲーセンに駆け込んだ。
俺はゲームは好きだが上手いかどうかと言われればそうでもない、がそこそこに慣れてはいるのだが。
「よっしゃー」
「やったね」
「ッフ、しょせん金魚の糞ね」
「おい、最後の奴、ちょっと待て。さすがの俺も精神ダメージはデカい・・・」
俺はマリ●カートだけは本当に駄目なのだ。
嫌いだしだし・・・
そんな俺の思考を知ってか知らずか、攻撃をさらに仕掛けてきた。
「「「やったぜ。」」」
「キャラの設定上合わなくなってる奴いるから無理にハモらせんな・・・」
「何の話だ?」
「・・・こっちの話だ――ッと」
「・・・!?」
「「!?」」
「おっしゃ1位ぃ~」
「話が違うぞ」
「嘘は言ってないぞ」
「何を言って――」
「俺は嫌いだといったぞ」
「・・・もしかして」
「おう、全部運ゲーなこのゲームが嫌いなんだ」
「まじかー」
「まじだー」
「それで、つぎはー」
プリックラァー(効果音)シャラララァ~ン。
「はじめ」
「はい、なんでしょうか」
「首ちょんぱか、鯖折りか、肩関節と股間節外し、どれがいい」
「俺の案じゃない」
「白なら全力チョップ脇腹版かその疲れた方を癒さないクッソ痛いツボだ」
「私じゃない」
「よし確信犯は・・・なんでお前?」
「マジで言ってるよ、ノリ」
「あいつが実は鈍感系主人公?」
聞こえてるっつーの。
勘違いもクソもなく気付いてるっつーの。
え、なんで?
それを俺の口から語らせるな・・・
「いや、言ってくれ」
「・・・エスパータイプになったの?宝を捨てるとそんな主人公補正が追加されるの?」
「いや、捨てる前からエスパーな君言うの?」
プリックラァー・・・
やめろォォォォォ・・・――――
そうしてゲームセンターに男の高い拒絶が鳴り響くのだった。
「「「しまるはずもない」」」
「誰のせいだゴルァ」