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友人キャラを極みにまでステ振った俺は、怒号を響かせる。

友人の希望により続編を書いて・・・。

同名の短編作品を連載にしました。

ノリと勢いなんで、お気になさらず。

あしからず、ご容赦ください。

                       ふッッッッッざけんな!!

はじめ:お、おい・・・     

                        お前、怒るぞ・・・・

はじめ:もう怒ってるじゃないか・・・

     どうしたよ、急に

                      急にもクソもあるかよ、お前

                    あいつと付き合い始めたらしいな

はじめ:あ、ああ。向こうからの告白でな

     断る理由もなかったし・・・


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 「ふざけてんのかよ・・・」

 

 俺はスマホを見て悪態を吐く。吐きたくもなるだろう。

 俺はクラスメイトで親友の、五井(はじめ)に全力で罵倒した。

 なぜそうなったか。数分前のある人物とのラインが原因だ。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ハク:なぁな

                               どすたー?

ハク:はじめが、遊んでくれない・・・

                              ハァぁ!?

ハク:彼女出来たらしいんだけど

                         ・・・初耳なんっスけど

ハク:まあ聞いてくれタマエ

                               ア、ハイ

ハク:彼女が出来ても遊んでくれる

   って言ってたんだけど・・・

                            遊んでくれないと

ハク:うん・・・

                        ・・・ちょっと絞ってくる

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 ハクという名のアカウントで俺の慣れていないフリック操作で会話するのは岩瀬(はく)。無類の猫好きで、いつも猫のお尻を追いかけている変態だ。

 それは置いておいて・・・こうなって、冒頭に戻る。

 なぜ俺がこんなことをするか。

 正直首を突っ込む気はなかったのだが、今回ばかりは事情が違う。

 恋愛に無頓着な白と、恋をまだ知らない一は、お互いが好きという事に気付いていない。

 考えても見てほしい。

 よく三人でいると、ナチュラルとはこれいかにといったレベルで、無意識にイチャつくのだ。

 軽くブッ飛ばしたくなるが、私のような?紳士にかかれば?そんな自制も?余裕のよっちゃんですよ。

 ま、こんなやつらを無自覚カップルって言うんだろうなぁ、と適当に考えていた。

 そこに、ある女の子が、一に告白をした。

 墨染彩音(あやね)

 容姿端麗、眉目秀麗、文武両道。生徒会の役員を務めているが、生徒会長よりも、生徒会長らしいという矛盾が生じているという逸話さえも存在する、少女。

 告白をしたという事実は知っていた。

 そこら辺の情報は早い奴が友人にいてね。

 恐ろしいことに、まさか付き合うなんて思っていなかった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


はじめ:で、なに?

                        てめェ、白と何で遊ばない?

はじめ:は?なんで白?

                    白が遊んでくれないっつってたけど?

                             どういうことだ?

はじめ:どうもこうも、彼女と遊んでてなにが悪いのさ?

                最近付き合い悪いなと思ったらそういうことか

             ・・・・あのな、恋人が大事なのは攻めやしないし、

                     それが間違ってるとは俺は思わねぇ

はじめ:ならなんでキレてるんだ?

                   お前、俺とお前の関係を三文字で答えろ

はじめ:魂の友だな

                         ならお前と白の関係を言え

はじめ:・・・

                          おい、なんとか言えよ

はじめ:わかんない

                  何がだ?おはが彼女のことを好きなのか?

はじめ:分からない、

けど好きだって言われたら悪い気はしなかった。

                          よし、てめェ腹パンだ。

はじめ:なんでだよ

                           てめェは自分は愚か

                  彼女にすら向き合ってねぇじゃねぇか!

はじめ:・・・ラインじゃ話ずらい、

    いつものマックで話そう。

                        分かった、十分後に集合だ。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ここまで本気でキレたのは初めてだ。

 すぐに、ルームウェアとして使っているジャージを脱ぎ捨て、デニムのパンツを履き、緩めのシャツを着る。

 部屋を飛び出し、母に「飯いらねぇ、喰ってくる」と、切羽詰まって言うと、真剣な顔をして、「早く行っておやり」と言ってくれる。察しのいい母親で助かった。

 自転車を跨ぎ、サドルに足を乗せる。ギアの無い自転車である俺の相棒は、踏み込むごとに加速を続ける。

 風を超えるように、駅前商店街にあるマックまで駆ける。

 

 「来たぞ」

 「あぁ、飲み物買っといた。コーラでいいな?」

 「ああ」

 

 こうして、論争の幕は上がるのだった。

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