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最弱眼ですが何か?  作者: 優羽
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第3話 刀スキル

「倒したのか…?」


商人にそう言われ俺は頷く。そして酷く驚かれた。


「君は最弱眼なのに強いんだね…すごいじゃないか!あ!すまないね私は商人のジャスタだ。助けてくれてありがとう!」


— 人に感謝されるのは久しぶりだな…


そう思いながら借りていた刀を返そうとすると、


「君の剣は私を助ける時に壊れてしまっただろう?ならその刀【神刀】を貰ってはくれないだろうか?」


と言われた。最弱眼の俺にこんなに優しくしてくれたのはジャスタが初めてだった。とても嬉しかった。


俺はその善意を有難く受け取り、その場を後にした。


家に帰ってみて色々実験してみる事にした。分かったことは、


— 刀で技を使うとステータスが振り切れること。


— 刀の技には火神、水神、土神、風神、雷神、光神、闇神がそれぞれ宿っていて全ての属性の技が出せる事。


— 刀スキルを使ったことにより自分にはLvが表示され、Lvによって撃てる技が決まるということ。


Lvは敵を倒していくと上がるようだ。


つまり今は【火神紅蓮乱舞】しか技は使えないが、Lvが上がれば技が解放されるという事だ。


ただしデメリットもある。1つは刀で技を出していない時はステータスはそのまま。


もう1つは技の相性が悪いとステータスの上昇度が5倍程度に激減してしまうという事。


後は技は熟練度に応じて撃てる量が決まっており、今の俺ではせいぜい2回が限度だ。


だが、この熟練度はLvが上がっていくと上昇し、撃てる量が増えるということだ。


これを見た時俺は身震いした!最弱眼の俺が一瞬とはいえ、最強になれるのだ!これからは敵と戦い、危険なものとなるだろう。


だが、俺は挑戦してみたい!最弱眼だとバカにされていた俺が最強になれるということを!


【翌日】

俺はギルドに行って単体で高難易度そして属性が風…つまり相性の良い敵と戦うためにクエストを受けることにした。


ギルドの人や周りの人からは


「大丈夫ですか!?死ぬ気ですか!?」


やら


「馬鹿だw!あいつ難易度も分からないくらいおかしくなったか最弱眼は大変だなぁw」


などと馬鹿にされたが、俺は全て無視し心の中で嘲笑していた。


— 今に見ていろ!お前らがバカにしてきた最弱眼がお前らを超えるところを!


そして俺はウインドドラゴン討伐へと足を進めた…。

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