表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱眼ですが何か?  作者: 優羽
2/8

第2話 運命の出会い

翌朝、俺は国の外れにある村の道の整備へと向かった。


ギルドからの手紙によると


— あの村は新しい伝統品の取引が始まり、運搬路にある石が邪魔なので取り除いてください


とのことだ。


それにしても、凄い量の石だ。小石から自分の背と同じくらいの石まで沢山ある。


— これで10000リルは安過ぎるのではないか?


そう思いながら石をどけていく。たまに休憩を挟みながら仕事を終わらせた。


「疲れたな…仕事も終えたし帰るとするか。」


そして帰路につこうとしたとき、けたたましい鳴き声と悲鳴が聞こえた。


辺りを見回すと馬車に乗った商人らしき人がグラスウルフに襲われていた。


普通弱い人なら逃げ出してしまうだろう。

だが俺の足は勝手に動き、商人の元へと向かっていた。


「大丈夫ですか!?」


そう問いかけても商人は怯えているばかりだ。商人は知力に長けているため戦闘はできない。


— グラスウルフか、俺じゃあ絶対勝てないな。最弱眼だからな…いや、だからこそ、最期は人の為に死にたいな……


「今のうちに逃げてください!」


そう商人に言い、持っていた剣をグラスウルフに振りかざす。

だが避けられ、【スキル】風刃で吹き飛ばされる。しかも剣も折られてしまった。


— いよいよ俺もおしまいか…


そう思い、ただ死を待っていた時だった。


「これを使ってくれ!!」


と何か商人が武器を投げた。


綺麗な湾曲した剣で初めて見るものだが、受け取った瞬間に、頭の中にこの剣の名称や使い方が入ってくる。


そして思わず笑ってしまった。


すぐにグラスウルフの前に立ち剣先を向ける。

そしてグラスウルフが動き出した時俺は頭に入ってきた使い方をする。


そうすると刀身は赤く光り炎が吹き出た。そして俺は技を叫びグラスウルフに降りかかる!


「火神紅蓮乱舞っ!!!」


そしてグラスウルフは燃え散り、跡形もなく消えた。これが俺の刀との出会いだった…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ