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最弱眼ですが何か?  作者: 優羽
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第1話 最弱の眼

「この雑魚が!最弱眼の癖に俺に指図するんじゃねぇ!」


そう言われて俺は殴り飛ばされた。


事の発端は数分前酒場で暴れていた男に注意をした所からだ。

俺は曲がったことが大嫌いですぐに口出しをしてしまう癖がある。


自分でも呆れてしまうほど弱いのに。


「早く出てけ!ウチの店で暴れてんじゃないよ!」


と店主に言われ店を後にする。


歩きながら考える…なぜ俺の眼は白なのか…と。


俺はリア20歳 最弱眼の冒険者だ。


この世界では眼の色によって強さが変わる。

色が濃くなっていくほど強いとされ色によってスキルの属性も違ってくる。


基本的には眼の色は両親の眼に左右される。

父が緋の眼、母が蒼の眼だった場合はどちらかの眼の色が子に受け継がれるのが一般的である。


だが、例外もいる。両親の色が混ざったり両方現れたりする者もいる。そして、一番稀な眼は白の眼である。


白の眼は両親の眼を受け継がれなかったものである。白の眼は属性がなく、魔術師にもなれず剣士になっても最弱。


この魔物がうじゃうじゃいる世界では一番弱いものとしてのレッテルを貼られてしまう。


俺の両親は他界しており、1人で簡単クエストを受けながら慎ましい生活を毎日送っていた。



— この眼のせいで俺の人生はどん底か…


そんな事を思いながら歩いていると家に着いていた、家に入り、布団に寝転びながらステータスを魔法石で見る。

【ステータス】


力5/100 素早さ5/100 魔力0/100

体力10/100 回避4/100 知力7/100


【スキル】

刀スキルLvMAX


— いつ見ても酷いステータスだな…。毎回思うがこの何だか分からないスキルは何なんだろうか…LvMAXって言われても使えないからな…。


そう思いながらステータスを閉じる。この世界ではステータスは生涯において変わらないものとされている。


つまり俺の強さは生涯変わらずの弱さという事だ。


「今日は疲れたな、明日は道の整備の仕事があるしそろそろ寝るか」


そして俺は眠りにつく、嫌なことから逃げるようにして…。

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