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Navy summons 〜異世界海戦記〜  作者: 阿麻橘 葵
第1章
2/3

出港準備!

ファンファーレの音が鳴り響き、盛大な演出によって始まったこの式典、「太平洋戦争勝利500周年記念式典」はTVなどのメディアによって会場に来ていない多くの国民に見られている。

そして、こういうお堅い儀式が苦手な私、綿貫 葵は壇上で欠伸を噛み殺しながらこの状況に至るまでのことを思い出していた。





「はぁ?私が艦長に就任!?」


唐突に告げられた言葉に私は幕僚長の前にもかかわらず素っ頓狂な声を出してしまった。


「ああ、君には来月の式典でお披露目される戦艦の艦長に就任してもらう。」

「なっ、なんで私が・・・、まだそんなに階級も高くないし、女だし、年だってまだ20代なのに・・・」

「はっはっは、大丈夫だよその戦艦は女性のみが乗るイベント艦なんだ。それに君も来月には30代だろう?」

「ほっといてください!今はまだ20代なんですから!それよりも・・・なんだ、イベント艦かぁー・・・」

「おや、不満かい?イベント艦と言っても武装は最新式で、何より失われた艦船に乗れるんだよ?」

「っ・・・!失われた艦船って、まさか『Lost Warship』ですか!?」


『Lost Warship』 それは我が国は日本が誇る世界最強と呼ばれた大日本帝国遠洋強襲艦隊のことで世界のどこに行っても知らぬ者はいない程超有名なのだ。

太平洋戦争末期に編成されたこの艦隊は、当時敗戦が濃厚だった日本と、500を超える艦船を持つアメリカ・イギリス・フランス・オランダ・中国の連合軍との戦況を、たった20の艦船でひっくり返してしまった。

日本に勝利をもたらしたこの艦隊はそのまま日本の主戦力になると思われていたが、そうなることはなかった。

全艦帰港した時、突然一隻、また一隻と沈み始め、遂には全艦沈没してしまった。

海底には艦の残骸どころか弾1つ残ってなく、時を同じくしてこれらの艦船の設計図も消えてしまった。

多くの軍関係者、マニア、研究者が世界中を探したが見つかることはなかった。

これが『Lost Warship』の所以である。

その後これを上回る艦隊は作られることなく今尚世界最強の名は健在である。


「ああそうだ、『Lost Warship』だ。見つかったのは一隻、今から丁度一年前、突如整備基地に出現した。このことはごく少数の者のみが知る極秘情報だ。」

「み、見つかった一隻ってのは・・・」

「驚きすぎて腰を抜かすなよ、なんと見つかったのは・・・」

「・・・(ゴクリ)」

「や「八雲ですかっ!!」・・・人の話を最後まで聞かんか!八雲ではない!」

「えっ?でも『や』から始まって八雲じゃないとなると・・・まさか・・・!?」

「そう、『Lost Warship』最大火力と謳われた『大和』だ。」


その瞬間私の意識はブラックアウトした。





その後は幕僚長に「驚き過ぎるなと言っただろう!」と怒られたり、乗員はの選定をしたりと色々やっているうちにあっという間に1ヶ月は過ぎ、今に至る。

そして遂に今まで極秘にされて来た大和は遂に全世界に公開さされることとなったのだ。

この記念式典は大和の出港式でもある。



「続いては、記念戦艦のお披露目、及び出港です!綿貫 葵艦長は移動を開始してください」


進行係の女性自衛官の合図によって今まで大和にかけられていた布が取り払われる。

会場は一瞬の静寂に包まれそして次の瞬間・・・


「わあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


大歓声が巻き起こった。


そして私はその歓声を背にタラップを登り、大和に乗る。

そして叫んだ。


「出港準備!」

登場人物(現在公開された情報)

綿貫わたぬき あおい

海上自衛官 女 女性自衛官の中では最も階級が高い 本人曰くまだ20代 『Lost Warship』に並々ならぬ愛情を憧れを持つ


いかがでしたでしょうか?異世界に召喚される話なのに召喚までが長い・・・次回あたりには召喚したい・・・

誤字脱字、おかしな点、不明な点があれば報告して頂けると幸いです。

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