秘めたる想い
(注)これはあくまで俺の創作であり、実際の出来事や人物とは一切関係ありません。
僕は君が好きだ。
どうしようも無く好きだ。
だけど、時が来るまで隠さなきゃならない。
それがどんなに辛い事か、君には分かるかい?
本当は、堂々と「好きだ」とか「愛してる」とか言いたい。
でも、あえて興味無いふりをする。
早く想いを伝えて、この重苦しいもどかしさから解放されたい。
だけど、時が来るまでそれはおあずけ。
ある日、君が尋ねてきた。
「突然ですが、あの人の事どう思ってます?」
僕とは別の男。
「恋敵」と答えそうになって、慌てて「ライバル」と答えた。
もしも僕が思いを伝えないうちに、君が他の男を好きになっちゃったら。
そう思うだけで、胸が苦しい。
「頼むから、僕が告白するまで誰も好きにならないでほしい」
そう願う僕の気持ち、君には分かるかい?
断られた時には、素直に手を引くのが理想。
僕も、そうしたいと思っている。
でも僕は、諦めが悪いらしい。
そんな僕を、君は嫌いかい?