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1巻12P_細川流の事



武家の故実に細川流という流儀がある。細川家の家中の教えで私的なものである。

足利将軍家の居所の故実とは違う部分がある

『条々聞書』に曰く、「将軍から帝に差し上げたものの目録は大高檀紙1枚であった。管領の母上から将軍に差し上げた折紙は大高檀紙1枚であった。細川殿から差し上げたものの目録も同様であった。彼一人に限ってこのようなものであった。」と書いてある(※公家・大名以下は小高檀紙や杉原紙など身分に応じた紙を使用するという前提。4巻P123_檀紙と引合の事1の項を参照)。

また、「具足は2人で担いで出だすものである。(中略)細川殿は御家計1人で持ち出ている」云々と書いてある。

このような違いがあり、古もあったことである。

【頭書】小笠原流は弓馬の家で足利将軍の師範である。弓馬のことは小笠原家を源流とする。座敷の進退、酌・配膳。元服・婚礼の礼式は小笠原家の私的な流儀である。将軍家の礼法故実ではない。細川流も同様に私的な流儀であり、将軍家のものではない。

小笠原や細川の流儀はあくまで他家の流儀であって、将軍家の流儀ではないということを強調していますが、『貞丈雑記』は「そうなんだ!」というだけでなく「ホントかなあ?」と考えながら読んでいく方が面白いので、ここでは「こう書いてあるよ」とだけに留めます。真実は専門家に聞いてね。


なお、この細川流については、底本の注に「若州武田流」と記載があります。

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