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2巻P55_四幅袴の事

四幅袴(※目次に「よはばばかま」のふりがなあり。ただし一般には「よのばかま」の読みもある)とは、貞丈としては「四幅袴とは、前が2幅(※1幅はおよそ36~38cm)、後が2幅の生地を使ったものなので四幅袴である」と言うものである。

長さは膝頭までのもので、裾を少し狭く(※テーパー状に)作る。

菖蒲革または黒革で2か所ずつ(※側面左右中部に2か所、股部1か所、裾部の側面2か所、同じく股部に2か所)菊とじがある。

袴の色に定めはないが、濃い柿色などが良い。模様を付けても良い。御腰(腰板のこと)は付けない。前幅が広い場合はひだ(※プリーツ)を1ずつ取って紐を付けたりもする。

中間や小者だけが着るものではなく、侍も着ることがある。

『蜷川記』に「走る(※原文「御はしり」)ときなどに四幅袴を履く場合、色はかちん(褐)色でもあさぎ色でもいずれの色でも良い」と書いてある。

また、『書札雑々聞書』には「明るくはっきりとした道だからといって四幅袴を股立に取ってはいけない。ただし、中間・小者は時による」云々と書いてある。これは侍が四幅袴を履いた場合のことを言っているものである。

また、戦のときに鎧の下に履くこともある。

『太平記』には、新田義宗・新田義興の軍勢が、足利尊氏の軍勢と武蔵野で戦った時、尊氏の先陣の軍の小手の袋・四幅袴・笠じるしまでが赤一色であった旨が書かれている。

貞衡(※貞丈の曽祖父)が言うには「四幅袴を履くときは、まず後腰を腰に当てて腰紐を前で結び、次に前腰を腰に当てて腰紐を後腰の外側にかけて後ろに回し、さらに前に回してから前で結ぶのである。通常の袴の履き方とは異なる」云々とのことである。

四幅袴は現代では履かれることがないため、知っている人は少ない。『諸書当用抄』に「仮粧袴」とあるのは四幅袴のことである。


国産ハーフパンツの話です。

何故か廃れたみたいですが、近現代でも暑い時期や地域ではハーフパンツを履いていますね。……本当になんで廃れたんでしょう。

まあ平和な時代になったら褌だけで良くなりますし、別の実用性がある服装が生まれていったのかもしれません。


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