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1巻P278_禁色宣下、1巻P278_禁色の事

禁色きんじき宣下とは、装束に禁色を使用することを許可されることをいう。

禁色とは、使うことを禁じられた色である。

濃紫こきむらさき濃紅こきくれないを上古は禁色といったものである。

それが中古以来は織物の装束を使用することを許可されることを「禁色を許される」というようになった。

ただし、束帯のときに着る袍という装束は綾の織物であるが、これは許可の有無にかかわらず着ることと決まっているものである。


○禁色の事

禁色は『枕草子』に(なまめかしきものの部に)「六位の蔵人は素晴らしい。立派な公達であるが通常着ることのできない綾織物を自由に着こなす青色(麹塵という織物である)の姿は非常に素晴らしいものである」「豊前という采女は薬師である重雅の愛人である。葡萄染えびそめの織物の指貫を着ていたので、「重雅は色(女のことを戯れにこのように称す)を許されたのだな(禁色を許されたのだ)」と山の井の大納言(藤原道頼)は笑って言った」云々と書いてある。

織物の指貫は禁色(※禁色とは色ではなく服装のことを指している)である。

禁止が解除されるのは色なのか織りなのか微妙なところですが、空気感から感じることしかできない浅学の身であります。

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