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1巻P127_太郎・次郎の事

「太郎」とは惣領息子のことである。「次郎」とは次男のことである。「三郎」とは三男の」ことである。

現代では惣領息子のことを何次郎・何三郎と名付け、次男・三男に何太郎と名付けることがあるが、誤りである。

また、平氏であれば平太郎・半次郎などと名付けるべきであるが、それを源太郎・藤次郎などと名付けることも誤りである。

それぞれ家の氏を名乗るのが本来である(梶原平三景時の嫡子は「平太」というべきところ「源太景季」と名付けられているが、どうして「源」の字があるのだろうか。安易に名付けたものではないはずである。景時は源頼朝が寵愛した家臣だったので、源の字を頼朝から賜ったものだろうか。その理由については古書に書いてはいないけれども訳あってのことである。梶原の家譜にはその詳細が記載してあるので、見てみるとよい)。

【頭書】父の名前が「太郎」の場合、その子は「小太郎」といい、その小太郎の子は「又太郎」である。

次郎も三郎も同様である。

「次郎太郎」または「又二郎」というのは「次男家の太郎」である。

「三郎太郎」または「三太郎」は「三男家の太郎」である。

「四郎太郎」など、ほかの名付け方については推測してほしい。

一族の息子の命名規則に関する話です。

必ずしもこれがそのまま適用されるとは限らないこともその内容から伺えます。

徳川家康は長男ですが「次郎三郎」です。これは松平家の次男の家の三男が興した家なので代々「次郎三郎」を名乗ったと言われています。

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