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rough stone  作者: 小明茶瑠
stibnite ~ ネクラ少女と灰色鉱石
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stibnite ~ ネクラ少女と灰色鉱石(2)

そして私は、夕日が差し込む回廊を。

夕暮れで怪しく暗くなる回廊を。


一人さまようことになった。


歩く。歩く。歩く。


長い回廊を歩く。


夜に近づき影が差していく回廊を一人歩く。


突然神父が言っていた言葉を思い出した。


「邪な事を考えるものは闇に取り込まれる。

人よ、悪しき心を持たず清廉であれ。」


私はその言葉も「くだらない。」と感じていた。


修道女でありながら、

除け者に、鼻つまみ者にされている私であるからこそ。

そう説く神父が滑稽に見えてくる。


清廉であるべきの神使徒である修道女が、

肌の色の違いと言う「くだらない」理由で軋轢を産む。


神父が言ってることを守らず悪意を持つ修道女たちと、

この教会と言う神聖な場所が噛み違っていない。


滑稽でしかない。


そもそも、私は神に対して信心があるわけでもない。

実は修道女をしているのには理由があった。


私はその時の事に思いをはせる。

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