転校生でした
あっつーい!なっがーい!夏休みが終わり、新学期が始まる。
せっかくの夏休みだったのに...素敵なことは何もなかったのですが笑
それなりに楽しかったし良しとしよう。
家族と初の海外旅行して、由未香(親友ね)と遊びに行って、1人で旅にでたりとかー。
まぁ、充実してたな。うん。
ふー。
9月だというのに、まだ暑い。
ムシムシする校内。じとりと汗が制服を濡らしてく泣 ゔぅー、気持ち悪い>_<
やっと教室につく。
もー、何で1年の教室は4階にあんのよー。
むっちゃ疲れたぁー。
グダグダしながら、自分の席についた。
にしても、うるせぇクラスだな。
そんな事を思っていたら、私に気づいた由未香が小走りでやってきた。
「おはよっー!ねっねっ、真水 聞いた⁈」
あ、真水って私の名前ね。覚えてっ。
「おはよう。聞いたって何を?」
「あのね、今日ね、うちらのクラスに転校生が来るんだって!」
「そうなんだ、楽しみだね♪」
「でしょ⁉︎ イケメンだといいなー!」
「由未香は彼氏いんじゃんよー(´・ω・`)」
「それとは別だよっ!てか、真水はいつになったら彼氏を作るわけー⁈」
「いやいや、無理だしょ?」
「だしょ?って何よww もーっ、真水はさー普通に可愛いのにさー、その厄介な性格っていうの?好みのタイプが変われさえすれば完璧なのにねー。」
「いや、可愛くねぇーよ。でも、まぁ、タイプのことだけは...もう諦めてるんだよ笑 私の絶対条件クリアできる人なんていたらキセキだよ。」
「また、そんな事言ってさー、真水は、あっ、先生来ちゃった。じゃあ後でねっ!」
「うん、後でねー。」
と、由未香は自分の席に戻って行った。
それと同時に、先生が入ってくる。
ん?見ない顔がもう一人。あ、例の転校生か。ほーう、なかなかのイケメンじゃん。
由未香の方をチラッと見ると、目を輝かせていた笑。よかったね、望み通りのイケメン転校生でっ!
周りの女子も騒いでいる。うるせぇw
「みんな、久しぶりだな!夏休みは楽しかったか?でも、明日からまた学校だからメリハリはつけるように!って、お前らそれどころじゃねぇーな笑 まぁ、いーか。
えーとっ、転校生の『佐伯 拓水です』...」
先生が、名前を言う前に本人が、自ら自己紹介してくれた。
と、同時に周りからは黄色い声が。うるせぇ
「佐伯の席は...あそこだ!藤原の隣だな。」
先生が言うと、佐伯くんはスタスタと歩いていき...菜々子の隣に座った。
菜々子は、周りの女子ときゃあきゃあ騒いでいる。
「あっ、そーだ。佐伯、このあと暇なら学校案内してもらえ!明日から普通に授業もあるしな、移動教室の場所とか教えてもらえ。
そーだな、クラス委員、頼んだ」
ちょっ、クラス委員とか、私じゃん。(嘘だとか思わないでねー。じゃん負けで仕方なくだからっ!)
「えっ⁈、あ、はい。わかりましたー。」
と返事した。
そして放課後...
体育館で校長の話を聞き終えて、教室ではホームルームが終わり、みんな帰っていく。
私も帰ろうとしていた。
その時だ、後ろから声がした。