表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
浮気してくれる?  作者: 麻由香
1/3

好みのタイプ

恋なんてまだ早い。


嘘だ。

本当はしたい。

でも...したくない、できない理由がある。


いつか

こんな私を受け入れてくれる人募集中...。

とか現れるわけがない。

だって、あの絶対条件をクリアできる人なんて...いたらキセキだよ。感謝カンゲキ...っとやめとこう←(著作権w)


はぁー。

恋がしたいっ!

その前に好きな人を見つけたいっ!

冒頭では乙女ぽいこと思っていたけど無理だっ!私は乙女ぽいこと無理だっ!うん笑


まぁ、まだ高校生になったばっかだし。

出会いなんていくらでも...

ううん、今までも何度か出会いはあったのだよ!だがね、みんな私のことを知ると逃げて行くんだよー。必ず「そんなの無理だろ。変な奴」って...。

別に、赤い絨毯の上を歩きたいとか、毎日電話しようとか、送り迎えしてとか、髪型かえたら気づいてとか、手を繋いで帰りたいとか、私が呼んだら夜中でも来てとか、デートの時は必ず服とか髪型とか褒めてとか...その他もろもろ...そんな事を言ってるんじゃないのよ⁉︎

むしろ、その辺にいる女子達に比べたら、いちいち恋をしたくらいで凹んだり、笑ったり泣いたり怒ったりしないもの!

ただ、好みのタイプが変わっているだけで、それ以外に対しての上を求めたりはしてないのよ!

付き合ったからって、毎日会わなくていいし、連絡だって必要な時以外はしたくないし、髪型とか服とか別に気づいてくれなくても、褒めてくれなくても全然気にしないし...ね?ここまでは別に変じゃないでしょ?


ただね、好みのタイプがね!

問題なんですよっ!

うふふ、知りたい?じゃあ教えてあげるっ!

1つ

一緒いて話していて楽しい人っ!

2つ

互いの趣味が違っても理解しあえる人っ!

3つ

絶対に必ず!浮気をしてくれる人っ!


...はいっ、これが問題の私の好みのタイプですよ。まぁーね、一つ目二つ目は良しとしましょう。そこまでは誰もが納得してくれるしね。

問題は...ね?

その通り、三つ目ですよ。はい。

絶対に必ず!浮気をしてくれる人じゃなきゃ付き合えないんです。

まぁね、これには深ぁぁぁぁぁぁいっ理由があるんですよ。中1の時に塾の帰り道で変な人に襲われかけたことがあって、それ以来男の人に触られるのがダメになってしまったわけですよ。別に男嫌いってわけじゃないし、普通に話せるし近くにいても平気だけど、触られるのだけは無理なんだってことに中2の時に気づいた。

中2の時に初めてできた彼氏。

その彼氏に、手を繋いで帰ろって言われた。嬉しかったし、素直にうんっ!って頷いた。

その時にね、彼に触れられた瞬間...身体がビクッてしちゃって思い切り手を振り払っちゃったんだよ。

んでフられちゃったんだよね。


だから、それ以来...私はこんな絶対条件をつけたのだ。

最初はもう恋はしないっ!とか言ってたけど、そんなの無理だろ。だって花の女子高生ですもん。恋はしたいですよ。うん。

だけどやっぱり、この条件をクリアできる人なんていなくて、むしろ逃げられるし。

まぁ、どの人達も好きじゃなかったから傷ついてはいないけどね。あ、告白してくれた人ごめんw

このまま結婚もできず寂しく死んでいくんだろーな。




とか思っていた私にキセキの奇跡が起こったんだ。


まさか

絶対条件をクリアできる人がこの世にいるなんて私は思ってなかった。

諦めかけていたくらいだ。


そんな時に

あいつに出会ったんだ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ