2-3 倉木彰 (1)
「やっばぁぁーーーいっ!!遅刻するぅ!!」
ただ今、8時15分。主人公の田中美零の通ってる学校の門限は、8時30分。
家からは最速、15分掛かる。もう絶望的に大変だ。
「お母さん、私行ってくるね!」
焦って階段を駆け下りる。
やばいやばい、昨日寝るの遅かったからだぁぁ~!!馬鹿~昨日のあ・た・しぃぃぃぃ!
玄関を開けようとしたとき、後ろから母の声が聞こえる。
「ねぇ、ねぇ。漫画みたいにパン咥えて学校行かない~??いい人と出会えるかも、よ!」
おかしな頭の人が、田中家に1人。
ここに、い・る・よ?
しかも、母親でね!
「もう、いいよ~!!!急いでるから!お母さんにかまってる場合では、ないのぉぉぉっ!」
なんなんだ?いつもおかしいが、今日のタイミングで足止めしたよ!
全力で自転車を扱ぐ美零。
死ぬかも???死なないけどね!
こんな、突っ込み一人でしてるのおかしいぃ!急ぐわよ、美零!!
学校に向かっていると、幼馴染の倉木彰が走ってた。
「おい、美零!乗せろよ!自転車にーーーー!」
叫んでいるが、無視することに決定!
生意気なんだもん!日頃の行いが出るのよ、こんなところで!
「ふふ、やだ。じゃあね~!!」
余裕の笑みで置いていった。
可哀そうな、あきらっ!
そう思いながら、学校に到着した。
まだ、倉木彰(2)も書くのでお付き合いお願いします!!