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#2

 未だに夢の中です。


 いやもうそろそろ、起きるんじゃないかな。明晰夢なら今まで何度だって見たことがあるし。

昔、銃で胸を撃たれた夢の時は撃たれた瞬間に飛び起きたからなぁ、起き上がった後も撃たれた所は熱い穴があるような感覚が残っていたし。

そんなレアな夢を見たことがあるんだし、芋む……ナメク……手足が不自由になる夢もまた、レアな夢コレクションの一つと思えばこの状況も楽しい記憶となるはず!(虚勢)

いつかズタ袋に詰められてしまう経験をしても、きっと平静に対応できるだろう!

いや、ヒトとしての尊厳をガリガリと削っていくのが困りものすぎるんだけど(泣)


 パニックも抜けたし、ちょっと気持ちに余裕が出来たところでせっかく?だし動き回りたい感じ。手は無いけど手探りでウネウネと動いてみる。

と、何かとぶつかった。というよりも先へ進めない感じ。足元…じゃない腹のウネウネ(略して腹ウネ)が空回りする。

乗り越えられないということは、壁に突き当たったのかな?ちょっと進行方向変えてっと、

そうだ!超信地旋回できないかな!?


 なんていうか、ロマンだよね!超信地旋回! 主に響きの良さが!


 超信地旋回っていうのは、戦車なんかの右と左のキャタピラをそれぞれ逆方向に同じ速度で廻してその場で回転することなんだ!

和服女性の帯を持って引っ張ると「あ~れ~お代官様~」ってその場で回転するよね、まさに男のロマンだよね!?

というわけで、右と左を逆方向に同じ速度で、っとイメージして~



ア~レ~



ぐふっ、き"も"ち悪い。



 ……思いっきり廻ってしまいました。つか、なんで廻る時に限ってあんなに早く廻れたんだよ。つい思いっきり力を込めてしまったじゃないか!


 しかし、何なんだろうかこの体は、超旋地旋廻できたってことはナメクジじゃあないんだよね。せっかくナメクジのイメージができていたのに……

って「俺はナメクジ野郎だぜ!」って認めたワケじゃないよ!そんな訳無いよ!

あくまでもナメクジの歩き方がイメージ通りにできるようになっただけなんだからねっ!(照)



 落着いてくると、さて、壁はどっちだろうという疑問が……湧かなかった。

むしろ、この体の新機能を発見した感じ。

だって、廻っている間もある一定の方角--とりあえず北としておこう--と今まで歩いてきた所が感じられるんだもの。

つまり脳内オートマッピング機能とでもいうんだろうか。

迷宮探索での便利機能だね。なにか嫌な予感がするね。

まあ、この感覚があったがために廻っていることが知覚できて気持ち悪くなっちゃったんだけどね……


 新しい感覚に気付けたところでさっきの壁?障害物の横の方へ向かってみよう。今度はゆっくりと壁とは90度の方向へ向いて、ちょっと進んで、また壁の方へ向いて、進んで……

* おおっと * ……進めない。


 またも腹ウネが空回り。そして何故か空回り中だけ腹のウネウネ速度(略してウネ速)が急上昇……普段もコレくらいの勢いで走れるようになってくれよ。

普段はウネ~ン、ウネ~ンって感じなのに空回りしてるとウネネネネネネネ!ってどんだけ勢い良く空回りしてるんだよ……僕も良く空回りしているねって言われる方だけどさ……。

急がば回れっていってくれ!


 しかし、これを延々と続けて探索するのかぁ……ちょっと目の前が真っ暗になるよ……まあ、すでに真っ暗なんだけどね。気持ち的にね。


 まあ仕方が無いか、なにか、動け、動けと突き動かすものを感じているし、他にやることも無いしね。極限状態からの脱出みたいな小説のノリで探索を続けてみよう。



 探索を続けてかれこれ10分くらいかな、幾つかの曲がり角を曲がっているけど、元の場所からはどんどん離れていっている。けれど、元の場所に戻りそうな気配は無いなぁ。結構広いところなのか、ただ単純に僕のウネ速が遅いだけなのか、目が見えないとほんと判断に困るよね。


 なんて、疲れは感じないながらも小休止がてら立ち?止まってつらつらと考え事をしていたらポタっと、背中(という表現は適当じゃないな、これからは体の上側、ウネウネのほうを体の下側としよう)に何かが降って落ちた感覚が。



ふぎゃーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!



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