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第1話 謎のマンションとベッド騒動B(AI併用)

ソヨンは新進気鋭の韓国人女優。まだ20代前半で、

同年代の平均的な女性と比べると小柄な体型がチャームポイントだ。

ドラマや映画の脇役で注目を集め始め、最近ではファンからの

「かわいい!」という声も増えてきた彼女だが、

私生活ではちょっとドジっ子な一面がある。

そんなソヨンが暮らすのは、ソウルの都心にある

一風変わったマンションである。

 謎のマンション:ホテルと住居のハイブリッド

ソヨンの住むマンションは、普通の賃貸物件とは一線を画す。

まず、設備が充実している。キッチンには冷蔵庫と電子レンジ、

洗濯機は乾燥機付き、エアコン、テレビ、Wi-Fi完備、

バス・トイレも清潔で快適。

地下には駐車場と駐輪場、1階にはコンビニや飲食店が揃い、

生活に必要なものはすべて徒歩圏内。まさに「便利」の一言に尽きる。

だが、部屋そのものはなんとも殺風景。壁はよく見れば

控えめな模様があるものの、ぱっと見は真っ白で無機質。

まるでビジネスホテルの客室のようだ。実はこのマンション、

ただの住居ではない。ホテルとしての機能も兼ね備えた「謎物件」である。

契約は最短1泊2日から可能で、1か月以上の長期滞在もOK。

休憩やデイユースの料金設定はないが、

空きがあれば1泊分の料金で数時間の滞在も認めている。

早朝にチェックインして夕方にチェックアウトする旅行者や、

飛行機やバスの時間調整で短時間利用する人もちらほら見かける。

この場合は問い合わせには応じるが、事前の予約は不可という、

なんともフレキシブルかつ謎めいたシステムになっている。


 入居前のハプニング:大女優の娘と勘違い

ソヨンがこのマンションに引っ越す前、

部屋の見学を予約した際、さっそくハプニングが起きた。

管理人がソヨンの職業「女優」と名前を見て、彼が昔ファンだった

【往年の大女優】の娘だと思い込んでしまったのだ。

その女優は新人時代からの大ファン(今でいう1推し)。

公式のファンクラブができると早速入会。

学生~独身時代は「追っかけ」を続けていた。

女優が結婚して多くのファンが離れて行っても、

「最後の1人になってもファンでいる」と退会せず、

正式に引退してファンクラブが解散・消滅するまで会員だった。

「これは大物が来る!」と意気込んだ管理人は、

ソヨンが家族や付き人、果てはマネージャー、

衣装やメイクを担当するスタッフも含めた大人数で

ココに住むかもしれないと勝手に想像。

ソヨンが居住予定人数(数字のみ入力可)を

必須入力項目でないからと、空白にしていたのもあるが。

見学当日、案内されたのはまるで豪邸のような部屋だった。

その部屋は、ベッドルームが2つ、ダイニングには4人掛け(最大6人対応)

の大きなテーブル、一般企業の応接室より高級感漂う対面式ソファ

(アンティーク調のテーブル付き)、ヴィンテージ家具がずらり。

バスルームには、2人が同時に入れそうな巨大なジャグジー付き

バスタブまで完備されていた。管理人と一緒にいた女性スタッフが

「こちら以外にも、螺旋階段付きのメゾネット構造の部屋や、

隣接する2部屋を外に出ることなく行き来できる

特別な構造の部屋もございます」と得意げに説明する。

ソヨンは目を丸くして即座に否定。

「あの、私、その大女優の娘でも親戚でもありません! 事務所も

違いますし、マネージャーやメイクさんと一緒に住むわけじゃないんです。

こんな豪華な部屋、1人暮らしには広すぎます!」と慌てて訂正。

結局、ソヨンはもっとシンプルな部屋を選んだ。

それが現在の、ビジネスホテルみたいな部屋だ。


 キングサイズベッドとの格闘

新しい部屋に引っ越したソヨンだったが、そこで新たな問題が。

部屋にはダブルベッドの中でも最大級のキングサイズベッドが

ドーンと鎮座していたのだ。小柄なソヨンにはあまりにも大きすぎる。

「これ、寝返り打ったら遭難しそう…」とぼやくソヨン。

彼女は管理人に「セミダブルに替えてほしい」とお願いしたが、

あいにくセミダブルベッドには余裕がない。

シングルベッドが2つ以上ある部屋に1人で居住または宿泊していて

空きがある部屋もあったが、シングルベッドをソヨンの部屋に

持ってくるには、元のキングサイズベッドをどこかに移動する必要がある。

ところが、キングサイズベッドを持って行ける部屋がマンション内にない。

 謎の声:シングルベッドだと寝返り打ったら落ちちゃうし~?(ボカッ!)

「そこまで寝相悪くないもん!」とソヨンは心の中でツッコミを入れる。

 謎の声:イテテ… それはどうかな。…なんでもありません(^^;)

とはいえ、最初の数日間は、広すぎるベッドの上で寝返りを打つたびに

「どこにいるんだ、私!?」と迷子状態。

ベッドの端から端までが遠すぎて、まるで大海原を漂う小舟のようだった。


ベッド交換の奇跡:win-winの解決策

そんなある日、マンションに新たな動きがあった。

ビジネス目的で連泊していた客が退去し、空いた部屋に海外からの

観光カップルが数日間滞在することになった。

だが、このカップル、2人ともかなり大柄。

女性は管理人が見上げるほど背が高く、

男性はもっと背が高い。

予約サイトでは部屋のベッドの種類は確認できても、

そのサイズまではわからなかったらしい。

チェックイン後、彼らは管理人に訴えた。

が、何を言っているのかわからない。

管理人にはアメリカ留学の経験があり、

外国人が宿泊することも多いので、英会話なら自信がある。

チェックインの際のやり取りは口頭・文面とも

英語でスムーズに行われた。

だが、今彼らが話しているのは英語ではないようで?

(翻訳担当ボランティアに連絡してみるか…)

そこは現代のアイテムが解決!

「コレニ、ホンヤクあぷりガアリマース」(ここに翻訳アプリがあります)

「ボクタチニ、アノヘヤノべっどハ トテモすもーるスギマース!」

(自分たちにあの部屋のベッドは小さすぎます!)

「モットオオキナべっどニコウカンシテ、クレナサイ」

(もっと大きなベッドに交換してください)

謎の声:バージョンが古いのか、たまに珍訳してるな。

この訴えを聞いた管理人はピンときた。「これだ!」

ソヨンがキングサイズベッドを「大きすぎる」と嘆き、

カップルが「小さすぎる」と不満を言う。

まさに交換のチャンス! ソヨンが仕事で、

カップルが食事や観光目的でそれぞれ

外出している間に、管理人はスタッフらと

手際よくベッドの入れ替え作業を実施。

ソヨンの部屋にはコンパクトなダブルベッドが、

カップルの部屋にはキングサイズベッドが設置された。

双方win-winの完璧な解決策であった。(^^)人(^^)


 ソヨンのドヤ顔インテリア計画

ベッドが小さくなったことで、ソヨンの部屋には空きスペースが誕生。

彼女は早速、部屋を自分好みにアレンジしようと動き出した。

本棚をドーンと設置し、得意げに「これで私の部屋もおしゃれになる!」

と鼻息荒く宣言。だが、その本棚の中身は…

漫画やライトノベルがぎっしり。最上段には造花の飾り、

さらにはスナック菓子やペットボトル飲料がずらり。

(謎の声:ほとんど漫画と小説じゃん! 造花って…

しかもお菓子でいっぱいってどうなのよ!)

「なんか言った?」とソヨンはキッと振り返るが、

どこか照れくさそう。(^^;)

こうして、ソヨンのドタバタ劇は、

殺風景だった部屋に少しずつ彼女らしい色が加わりながら、

続いていくのであった。

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