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第17話 ソヨンとソヒーのドタバタ同居生活 B(AI併用)

 ソヨンとソヒーの奇妙な同居生活

女優のソヨンと謎の存在ソヒーの出会いは、

意外にも「そっくりさんコンテスト」という派手なイベントではなかった。

始まりは、ある日、ソウル市内の同じホテルに偶然宿泊したときだった。

そのときのソヨンは、ソヒーの存在にほとんど気づいていなかった。

だが、ソヒーの「謎の能力」と、ソヨンの「起きる確率がほぼゼロの出来事でも

100%必ず引き起こす能力」が共鳴し、奇妙な縁が動き始めた。

挿絵(By みてみん)

今後、変更の可能性あり。

2LDKのつもりでいたら、この配置は2DK。

しかも、ビジネスホテルなどでよく見かける、

「バス・トイレ・洗面台が一体になったもの」は

「3点ユニットバス」と呼ぶそうで。(^^;)


 1 ソヨンとソヒーの奇妙な同居生活]

ソヨンとソヒーの出会いは、まるで運命のいたずらのような出来事だった。

それは巷で噂の「そっくりさんコンテスト」ではなく、

偶然同じホテルに宿泊した夜のこと。

ソヨンはその時、特に何も感じなかったが、

彼女の「起きる確率がほぼゼロの事象を100%必ず起こす」超常的な能力と、

ソヒーの謎めいた能力が共鳴し、奇妙な縁が動き始めた。

ソヒーの能力は未だに全貌が明らかでないが、

どこか現実をねじ曲げるような不思議な力を持っている。

 2,3か月たった、ある日のこと。

ソヨンが自宅マンションに帰宅すると、

部屋の中に見知らぬ「私」が立っていた。

「おかえりなさい、私!」と笑顔で迎えるソヒーに、

ソヨンは思わず「ただいま、あなた……って、違う! 誰!?」と叫んだ。

ソヒーはソヨンと瓜二つで、マンションのオーナーが

「またソヨンさんがオートロックで締め出された」と勘違いし、

ソヒーを部屋に入れてしまったのだ。ソヒーは勝手にキッチンに立ち、

「コーヒー淹れといたよ」と気軽に言うが、

ソヨンは「勝手に淹れるな!」と一蹴。

それでも、ソヒーを追い出すのは気が引け、

「そのうち飽きて帰るだろう」と放置した。

 だが、ソヒーは帰らなかった。

たまに「今日はいないな」と思っても翌朝にはまた部屋に現れる。

しまいには、「住んでいたアパートを引き払った」と宣言。

ソヨンの2DKのマンションに、堂々と居候を始めた。

2DKとはいえ、決して広くはない。

ソヨンは、ソヒーが大量の家財やコレクションを持ち込むのではないかと

戦々恐々としていたが、その心配は杞憂に終わる。

ソヒーは必要最低限の荷物、衣装ケースと食器などを持ち込み、

元の住居の物は大半を処分してきたらしい。

ソヒーが収集しているのは、スマホゲーム内の超レアアイテムだけ。

「このゲーム、私が幽霊扱いなんですよ。失礼ですよね」

とソヒーが愚痴ると、ソヨンは

「いや、それが原作(オリジナル)だから……って、原作って何?」と困惑。

どうやらソヒーは、ファンが作った

「ソヒーちゃんになって冒険するゲーム」で遊んでいるらしい。

「著作権、大丈夫なのか?」とソヨンが突っ込むと、

ソヒーは笑ってごまかした。


 2 共同生活のルールと小さな波乱

ソヒーは時折、ソヨンのために食事を作って待っていることもあった。

だが、ソヨンが「帰れない日もあるし、外で食べてくることもあるから」

と言うと、特別な日以外は料理を控えるようになった。

ユニットバスの狭い浴室では、シャワーの順番を巡る争いが頻発。

互いの「謎の能力」が発動し、なぜか順番が入れ替わることもあった。

シャワーを浴びていたはずなのに、バスタオルを巻いた状態で

DKや洋室に立ってたり。あれ?(^^;)なんでやねん。

「ソヨンの香水、いい匂い!P○LA?」

とソヒーが無邪気に言うと、

「高かったんだから(本当は懸賞で当てたんだけど)勝手に使うな!」

とソヨンが返す。そんなやりとりが日常となっていった。


 3 法的な壁とペット問題

やがて、ソヨンはソヒーとの生活に慣れ、

むしろ一緒に暮らすのも悪くないと思うようになっていた。

そんなある日、二人はソウル市の某区役所に書類を提出しに行く。

目的は、ソヨンとソヒーの関係を何らかの形で正式に

認めてもらうことだった。だが、ここで問題が浮上する。

ソヒーは、原作『ラグナロク』では幽霊として描かれていたが、

この世界では実体を持つ。しかし、見た目は人間と瓜二つでも、

生物学的には人間ではなく、法律上も「人」とは認められていないことが

明らかになる。区役所の職員は淡々と告げた。

「婚姻届はもちろん、同性パートナーとしての登録もできません。

 法的には、ソヒーさんはペット扱いになります。」

この言葉に、ソヨンもソヒーも一瞬言葉を失う。だが、職員はさらに続ける。

「ただ、平均寿命は人間とそう変わらないようです。一方が高齢になっても、

 相手が若々しいままということはなさそうです」

ソヒーは「それでも構わない」と笑顔で答えたが、

ソヨンは複雑な心境だった。ペット扱いとはいえ、

ソヒーは明らかに知性と感情を持った存在だ。

それに、ソヨンの住むマンションはペット禁止では?

不安に駆られたソヨンは管理人に確認しに行った。

すると、驚くべき事実が判明する。

マンションは実は「ペット歓迎」の物件だった。

繁殖目的のブリーダーや飼育崩壊を引き起こすような住人は論外だが、

ペットを飼うことを否定する住民の方が追い出されるという、

逆転の発想のルールが存在した。しかも、オーナーや管理人を含め、

マンションの住人の大半が何らかのペットを飼っていることが分かった。

犬、猫、さらには「謎生物」まで。

ある住人は「ぷよぷよ」を増やしすぎて部屋を物理的にパンクさせ、

近隣住民にガス爆発と間違われる騒動を起こしたこともあるという。

その住人は「ある程度増えたら連鎖させて消滅させる」こと、

「今度ぷよぷよを爆発させたら即刻退去する」を

管理人に約束させられたらしいが、ソヨンにはその話自体が謎すぎた。


 4 ソヒーの過去とマンションの秘密

ソヒーは自分の過去についても少しずつ語り始めた。

彼女の「前のご主人様(男性)」は、ゲームキャラクターが現実化した

ソヒーの存在に大喜びしたものの、「人間とソヒーの間に子孫は残せない」

と知って落胆し、彼女を捨てたという。

ソヨンはその話を聞いて胸が締め付けられる思いだった。

そんなある日、マンションの別の住人家族と出会う。

彼らはソヒーと同じ種族らしく、見た目もどこか似ていた。

その家族は「人とソヒーの間では子供はできないが、

ソヒー同士なら子孫を残せる」と語り、実際に子供がいた。

彼らは2DKから3LDKの部屋に引っ越した。

バスとトイレは別、独立したリビングがある。

子供がまだ小さいので、家族3人同じ部屋で寝ていて、

子供部屋にする予定の部屋は今のところ使っていないという。

その家族の男性が、さらりと恐ろしいことを口にした。

「うちでは大蛇のような生物を飼ってるので、注意してくださいね」

3つある部屋のうちの1つに案内される。

ソヨンは思わず悲鳴を上げたが、ソヒーたちは大笑い。

蛇も笑った気が!?なんと、その大蛇の名は「ヨルムンガンド」。

ソヒーたちにはおもちゃのような存在らしい。

「毒は人間や自分ソヒーたちは効かないし、

 オオカミのフェンリルより、おとなしくて飼いやすい」と説明されたが、

ソヨンは「ハルマゲドンを起こすんじゃないか」と恐怖がよぎる。

謎の声:ハルマゲドンちゃう、ラグナロクや!

さらに驚くべきことに「フェンリル」と呼ばれる

大型犬(実はオオカミ)を散歩させるお爺さんが住んでいることが判明。

お爺さんは小柄で、槍にもなる杖を持ち、

「この世の全ての真理を手に入れるため」と片目を失った過去を持つ。

ソヨンは確信した。「それ、オーディーンじゃん!」


 5 ベッド問題と日常の小さなもめ事

 ソヒーは何も言わないけど、セミダブルベッドに

2人で寝ていて、窮屈な思いをしていないかな?

ソヨンはソヒーのためにシングルベッドを買い足したが、

ソヒーは「一人で寝るのは嫌」と、いつもソヨンの

セミダブルベッドに潜り込んでくる。

ソヨンが「なら、私がこっちで寝る」と

シングルベッドやソファに逃げても、

ソヒーの「謎の能力」で引きずり戻される始末。

困ったことに、ソヒーは寝る時、チマチョゴリでもネグリジェでも

パンツを脱いでノーパンになる癖がある。

一方、ソヨンはパンツを穿いたままスカートを脱ぐスタイル。

ソヨンは「パンツ穿いて!」と毎回揉める。

最終的に「エッチはパンツを脱がないでする」という妙なルールができた。

(笑)。


 6 テレビ出演とマンションの秘密

 ある日、ソヨンはテレビ番組『謎の物件を追え』の出演オファーを受ける。

現地に到着して絶叫。「ここ、私の住んでるマンション!」

番組では、オーディーンらしきお爺さんにインタビュー。

ラグナロクが起きることより、「耳が遠くなって角笛が聞こえない」

ことを心配しつつ、「オオカミに食い殺されるのは本望」と語る。

さらに、そうなった場合は息子にフェンリルの殺処分を依頼済みだとか。

「こちらがソヨンさんの自宅です(ガチャ)」

「待てや、こら」

番組スタッフは事前にソヒーと打ち合わせ済みで、

部屋のDKには喫茶店のようなドリンクサーバーが設置され、

スタッフがくつろいでいた。ソヒーはスタッフの好みを完璧に把握し、

「この人はブラック、この人はコーヒー飲めない」とテキパキ対応。

ソヨンは「なんで私が知らない間にこんな話が進んでるの!?」と呆れる。

ソヨンはこのマンションの住人たちの異常さに改めて戦慄しつつ、

ソヒーとの奇妙な生活が続くことをどこかで受け入れていた。


7 ラグナロクの気配と未来

ソヨンとソヒーの同居生活は、奇妙でユーモラスで、

どこか温かいものだった。マンションにはヨルムンガンドやフェンリル、

オーディーンらしき人物が住み、ぷよぷよを爆発させる住人までいる。

この異常な環境の中で、ソヨンはソヒーを家族のように感じ始めていた。

法的には「ペット」かもしれないが、ソヒーはソヨンにとって

かけがえのない存在だった。

しかし、どこかでラグナロクの気配が漂っている。

ヨルムンガンドやフェンリルがただのペットで済むのか、

ソヨンには不安が残る。それでも、ソヒーの笑顔を見ていると、

どんな神話的な危機が訪れても、二人なら乗り越えられる気がした。

「ねえ、ソヒー。ラグナロクが来ても、一緒に戦ってくれる?」

「もちろん、私! だって、私たちはそっくりさんだもん!」

二人は笑い合い、今日も狭い2DKで、奇妙で幸せな

同居生活を続けていくのだった。

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