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第9話 トラジ(桔梗)湖水競艇場編 その2

第⑨レース

1 白 パク・ミント

2 黒 イ・チルノ

3 赤 パク・タクト タクトとミントは双子の兄弟

4 青 イ・ラブ 愛称:水母

5 黄 オ・マンコ♀

6 緑 イ・ソンエ♀

イ・チルノとイ・ソンエはチョナンカン式、他はオチョクル式で命名。

トラジ競艇 場内発売所

少女、収録中…

競艇場側から

「大掛かりなセットや大型パネルの設置は不可」

と回答されていたため、大道具係はおらず、テレビ局の取材としては少人数。

<只今より第⑨レースの発売を開始いたします。

 本日の最終レースとなります。(自動音声によるアナウンス)

案内板には「9R発売開始」と「本日のS級限定 第10レースは中止」の

表示が交互に出る。

ソヨンはテレビ局から軍資金を出してもらえると思っていて、

スタッフに「1万ウォンちょうだい」と打診して断られたのであった。

ソヨン「ケチなんだから。んー、誰に投票しようかなー」

「あ、サイコロがある。誰かの忘れ物かな。これで決めよっと」

結果は2と6。

「26の(チョン)!」

謎の声:それは丁半博打(ばくち)や。博打と賭博(とばく)はちゃうで。

マークシートを1着6、2着2と逆に塗ってしまうが、

本人は2連複を選択したつもりでいるのでそのまま。

金額は1、単位は1000ウォン。

「Quick Bet にも挑戦したいと思います。3連複、1 千ウオン。

 これを機械に通せば…」

発券機「お金を先に入れてください」 (^^;)

2連単(本人は2連複のつもり) 6-2

3連複(Quick Bet)2-6-1

単勝 パク 4着だった(^^;)

各1000ウォン 計3000ウォン

普通の舟券が発行される発券機もあるが、ソヨンが使った機械では

「舟券」と表示された、レシートのような薄い紙が出力された。

払戻や返還を受けるときはコードをかざすことになる。


発売締め切りのアナウンスを聞いてから観客席へ。

ソヨンは「入場料を徴収される」と思っていたようで、

どこで支払うんだろうと周囲をキョロキョロ。

特別席・VIP室以外は無料と聞いてホッとする。

2連単(複)の1番人気はパクコンビだったが…

実況はどういうわけかパクとかイとか叫んで、

艇番や選手のフルネームを言わない。

もっとも、オ選手のフルネームは日本では放送禁止なのだが(^^)


 レース開始!

フライングや出遅れはなく、転覆や進路妨害による失格もなし。

結果は2-6-1。インとアウトが逆なので、日本なら5-1-6に相当。

「やったー!万舟券だー!大儲け!!」と喜ぶソヨンだったが、

 万舟券の定義:払戻が1口当たり1万ウォン以上。

それは3連単の払戻額ですから、残念!

2連単、単勝はハズレ、3連複3800ウォンで収支は800ウォンの儲け。


 レース終了後。払戻を受け取った時には前日発売や

他の競艇場の舟券を買う予定の人以外は帰ってしまい、閑散としてきた。

「よっ!」「あれ?」

別グループのジフン、ミンギュらと偶然出会う。

彼らはここの見学後はソウルに帰るため、一緒になるのは短時間。

一行は競艇場の関係者に、しばらくここで待機するように指示される。

一般の人は入れない場所にも取材のため「選手と接触しない」ことを

条件に立ち入る許可を得ている。

 かつてはファンサービス重視路線だったため

積極的に選手と観客の接触の機会を設けていたこともある。

しかし、選手が「わざと負けろ」と脅される事件(容疑者は逮捕済み)や、

エンジンやチルト角度に小細工されたのをレース前の点検や検査で見抜けず

(元選手が疑われたが証拠がなく時効成立)

レース中にエンスト、転覆する事件が起きたため対応を見直し、

今は年1、2回あるかもという程度。

「お待たせしました」競艇場のスタッフが誘導する。


 競技用ボート 6艇

6号艇から1号艇まで順に(日本とは逆順のため)見たが、

選手名は最終レースのものではなく「全選手がキム姓」のものになっていた。

「ハンドル(ステアリングホイール)が目立つので、クルマのように足元に

 ペダルがあって、それで加速・減速すると誤解されている方が

 いらっしゃいますが、足元はフラットです。

 速度は左手のレバーで調整します。

 左利き選手用に左右逆にしたボートを用意している競艇場もありますが、

 当競艇場にはありません。教習所にもありません」


 練習用複座艇 1艇のみ展示

「主に教官と練習生や新人選手の組み合わせで使います」


 大型救助艇 1艇のみ保有 パレードでも使用

次に救助やパレードで使われる大きな船に案内された。

「すべてのボートが転覆などでレース続行不可能になって、

 全員を救助しなければならないケースや、

 救急救命処置が必要な場合もありえるからね」と説明される。

「全ボートが転覆する事故は当競艇場では起きていませんけどね」

これに乗るのか、と思っていたが、ソヨンたちは

三角形の赤いボートに案内される。


 小型救助艇、作業艇(転覆したボートの曳航(えいこう)などを行う船)

などは整備中のため見せてもらえず。


 パレード用の船 大型

1列目 操縦者含め2人、2列目と3列目に3人分の座席があり、定員8名。 

これも点検中のため写真パネルでの紹介のみ。


 小型 三角形 接岸時は一部を折りたためるようになっている

前列 操縦者のみ、後列 3人分の座席があり、定員4名。

後列は公園の個別ベンチのような強化プラスチック製で、1人ずつ

明確に区分けされたもの。水をかぶる、水没することを考慮した設計。

競技用のボートは特殊なため、基本的にライセンス所持者でなければ

操縦できないが、救助艇、作業艇およびパレード用の船は

レジャーボート免許で操縦可能。

「前に1人、後ろに最大3人の4人が乗れます。初代はココの開設に尽力された

 キム・ピョンソン(金 平 成)先生がデザインされました。

 当初は湖畔に競輪場を作ろうとしたが、競輪選手は日本では1年間、

 鍛え上げると聞いて断念。地質学的にも予定地は地盤が弱く、

 大型施設の建設は無理と判断されて中止。競艇場に変更されました。

 ソウル五輪の開催された1988年にお亡くなりになりました」

ライフジャケット、ヘルメットの装着義務がある。

競艇所の男性スタッフが女性スタッフとソヨンを乗せて一周して戻ってくる。

「1隻しかないので交代で、ってちょっと聞いてます?」

ミンギュ&ジフン「キムさん、降りてください」と

言われてソヨンも降りようとするが阻止される。

「私もキムです」と主張するが無視された。

どうも2人は交代で3周回=1浬(約1852m)、

タイムアタック勝負の相談をしていたらしい。

後ろにソヨンと操縦していない方が乗る。

スタートラインを越えた瞬間から測定が始まる設定を依頼したので、

好きなタイミングで発進可能。

大時計は関係なく、フライングや出遅れの判定はない。

競艇のボートほどの速度は出ないため、3周回に3分以上かかる。

しかも、事前に「一発勝負」なのか「先に○勝した方の勝ち」なのかを

決めていなかったため、2人とも自分のタイムが破られる度に

「もう1回だ」と主張。2人が1回ずつと思っていたソヨンは絶望。

「沈むー!」、「ぶつかるー!」などとキャーキャー騒いでいたが、

5度目のタイムアタック(ミンギュの3回目)途中で急に大人しくなった。

ミンギュ(操縦中)「あれ?どうした、ソヨン?」、

ジフン「気絶してる…」。

やりすぎたかな(^^;)と思って競争を中断して引き返す。


(ソヨンの頭の中)

「5秒前!」

「え、なに?」

「4,3,2,1,0。ブー! ソヨン、アウト!(バシャーッ!)」

「キャーツ、冷たいーっ! あれ?」

いつの間にか船から降ろされていた。

ヘルメットも外されて顔に水をかけられて意識を回復。

ミンギュとジフンは「さっきはごめん」と言って立ち去る。

シャワー浴びますか?と聞かれたが、

濡れているのは顔と頭髪くらいなので借りたバスタオルで拭いて済ませる。

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