7話
―魔法学校―
ドリー「今回の依頼を達成すれば家に行っていいとお話があったはずですが…」
先生「それは君がもっと早く依頼を達成してくれていればの話だ。残念ながら次の依頼へ向かってもらう」
ドリー「…わかりました。早速依頼へ向かいます」
先生「最初からそうすればいい」
―
先生「あれは家族に思い入れが強すぎると思うのですが、いかがでしょうか?」
?「いいと思いますよ。家族を愛する者は扱いやすい。なんたって大事なものがある分、失った時の辛さは一入ですから
ね…」
―半年後―
グリー「やっとこの時が来た!」
母「この時をずっと待っていたものね…」涙ぐむ母さん。
父「ついに一人前の称号を得られる時が来たんだな」頭を撫でる父さん。
グリー「行ってきます!」
母「美味しいご飯を作って待っているわ!」
父「どんなことがあっても元気に帰ってこいよ!」
グリー「はーい!」
―教会内部―
『ここは魔法適性及び職業適性を示す儀式を執り行います。呼ばれたものから部屋に入ってくるように』
順番に呼ばれていくらしい。来た順番らしく、グリーは一番最後だった。
部屋から出てくるものは元気なものもいれば、肩を落とすものもいる。
魔法適性は全ての人間にあるわけではない。ほんの一部だけ適性がない人もいるが、その分他の部分が秀でて良い
職業があったりもする。武聖ダオリンは魔法適性はなかったが武芸に秀でて最強の名を得た一人と昔話にはある。
『最後のもの、グリー入りたまえ』
グリーの心臓はドクドク音を立てながら、前へ前へ進もうとする。
扉を開き、二人の教会員がいる。
教会員「それではあなたの素質を見ていきます。座って力を抜いてください」
一人の教会員がグリーの頭に手を乗せ、もう一人の座っている教会員の頭に手を乗せる。
教会員「それでは見ていきます。あなたは水面に立っています。波紋を立てないように動かず、しっかり深い呼吸をしま
す。吸って、吐いて、吸って、吐いて」
―
教会員「それではこれがあなたの魔法適性と職業適性です」
教会員から名刺サイズのカードをもらった。




