4話
1時間、兄さんと剣を交え。流石に疲労困憊の二人。
グリー「流石兄さん…勝てないや…」息を切らしながら発する。
ドリー「一年で抜かれちゃ兄の面目丸潰れだよ…」ははっと軽く笑う。
グリー「兄さんはいつまでここに居られるの?」
ドリー「明日の朝には帰るかな」
グリー「それじゃお昼食べ終わったらまた練習付き合ってよ!」
ドリー「しょうがないなぁ、それじゃ母さんのところまで競争だ!」
グリー「兄さん魔法使って加速するのは禁止だよ〜」
ドリー「頑張れー!」
グリー「もうー!」膨れっ面でもふと笑ってしまう。
―
ドリー「母さんのご飯はやっぱり美味しいなぁ」
母「魔法学校のご飯もいいところの人が作っているって言うじゃない?」
父「やっぱり愛情が重要なんだろう?」
ドリー「そう言うこと!」
4人「あははは」
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グリー「今度は何する?」
ドリー「そうだなぁ、実際魔法を使っての実践っていうのはどうだ?」
グリー「それ危なくない?」
ドリー「グリーに直接は魔法で攻撃しないよ。あくまで補助的な使い方でね」
グリー「そういうことなら、やってみよう!」
ドリー「グリーがどういう道を辿っていくかわからないけど、やっといていいはずだよ。魔法を使った相手なんてざらになっ
てくるんだから」
グリー「それじゃ、お願いします!」
ドリー「いくぞ!」
初撃から魔法を応用してくる。風魔法で推進力を得て、斬りかかる。早いが見えないわけではない。剣を縦に向け、横からの薙ぎを制する。
ドリー「この一撃を受けられたのは二人目だ!面白い!」
水魔法で剣を纏い、摩擦を減らし、滑るように剣を払う。
撒き散らした水に火魔法を当て、水蒸気を出し、目眩しにする。
グリー「これが魔法の使い方か!面白い!」耳を澄ませ、足音に集中する。直後、後に変な音がした。すぐさま後ろに飛ぶ。
コツン。と頭を剣の柄で叩かれ、水蒸気が風魔法によって消え去る。先ほどの音は土魔法による誘導だったらしい。
ドリー「魔法はすごいだろ?」グリー「うん!」




