34話
グリー「あれ…いつの間に部屋に戻ってきたんだろう…?」
夕ご飯を食べていた時くらいからの記憶がない。
どうやら食事中に眠っていたのを誰かが部屋まで送ってくれたみたいだ。
グリー「誰かわからないけど、ありがとうございます」
お風呂の準備をする。
夕食から1時間経っていたので人はほとんどいなかった。
しっかり温まり、眠る。
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グリー「ふぅ…今日も頑張るぞ」
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昨日とは違う道を走っているとカドウ先輩とキカン先輩も訓練をしていた。
カドウ「あら、見学?」
キカン「珍しく2人も来るなんて」
グリー「すみません。見惚れちゃって」
カドウ「タダじゃない」
キカン「女性を覗く趣味があったなんて思いませんでした」
グリー「そういうわけじゃ…」
キカン「冗談。どう?手合わせしてみない?」
グリー「いいんですか?」
キカン「もちろん。先輩ですから」
カドウ「それじゃ私は走り込みに行ってくる」
キカン「あら?いいの?」
カドウ「この子から学べることはないわ」
キカン「人を下に見ることは良くないわ」
カドウ「それだったら面白いことでもあったら教えて」
キカン「自分の目で確かめないことは信じないのではなくて?」
カドウ「ふん」
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キカン「我が強いというか…信念を曲げないのは感心ですが…」
グリー「いいんですか、僕の相手をしてもらってもいいんですか?」
キカン「カドウが帰ってくる30分間ですね」
グリー「それじゃ早速お願いします!」
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キカン「なるほど、聞いた話よりは攻撃が鋭いようです。鋭くなったというべきなんでしょうか。スピードも下級生にしてはまぁ早い部類でしょうか。それでも一位には到底敵わないくらい…。荒削りではありますが、下克上を狙える人物…確かに面白そうですね」




