21話
グリーは自分の部屋のベッドで横たわっていた。
最後ムギンに言われた言葉。
ムギン「戦闘服じゃなかったら気絶してたかもね。戦闘服って受けるダメージを半分にしてくれるから、本来
ではあの倍のダメージだからね」
その言葉が頭から離れなかったのだ。カドウさんは細身だ。僕の前の世界でいうモデル体型。
なのに、あの威力を出せるとは…
しかも、あの攻撃が中級生全員が打てると思うと武者震いが止まらない。
グリー「面白いな、こんなに強い人がいっぱいいるなんて…」
ベッドから起き上がり夜ご飯を食べに行く。
カドウ「あれ、意外と元気じゃん」
グリー「いえ、まだ痛みはありますよ」
カドウ「戦闘服あって良かったね」
グリー「先輩が手加減してくれたおかげですね」
カドウ「ムギンに聞いたんだ」
グリー「僕に稽古つけさせてもらえませんか?」
カドウ「嫌だ、私の時間が削れるし」
グリー「そうですか…」
カドウ「あんたも筋はいいんだから頑張りな。私なんかを目指さずにね」
グリー「わかりました。ですが、今度戦わせてもらえる時があれば勝ちます」
カドウ「強くなるのはあんただけじゃない。私より成長速度が速くないと一生勝てないから」
グリー「わかってます」
カドウ「あ、買い物だけは行ってもいいよ」
グリー「あ、大丈夫です」
カドウ「は?」
グリー「いえ、今度はムギンさんを連れて行ってあげてください」
カドウ「そうね、今度誘ってみようかしら」
グリー(ムギン先輩ファイトです)
グリーは片付け、部屋に戻る。
―
グリーは風呂も入り、明日の準備をする。
初日は授業がない。
制服を着て行くだけでいいと聞いた。
制服を一度着てみる。半袖と長袖の2種類がある。
暑くなれば半袖でいいらしい。まだ少し肌寒いから長袖に手を通す。
前世では着ることのなかった制服に涙が溢れる。
制服を脱ぎ、戻す。明日から学園生活を送る。




