15話
グリー「なんとか間に合ったみたいだな」
受付「それでは扉をお進みください」
グリーは大きな扉を開ける。
受付「あらまぁ」
―
試験官「お名前を」
グリー「グリー」
試験官「私はムギン、試験を始める」
グリー「よろしくお願いします」
ムギン「それでは私を倒してください。武器も使用可能です。当たった時点で合格です」
グリー「それではいきます!」
間を詰め、ムギンの懐に入る。そのまま正拳突きを繰り出す。直撃した…と思ったが拳は空を切った。確かにここにいる
はずのムギンには当たっていない。
グリーはすかさず回し蹴りをする。これも空を切る。
見えているものが偽物なのだろうか…。周りを見る。
ムギン「どうしたのですか?もう終わりですか?」
グリー「いえ、まだですね」
声はムギンの方から聞こえる。
後方からも右左方でもない。
グリー「いきます」
ムギン「いつでもどうぞ」
グリーはムギンの近づき、高くジャンプをし、ムギンに踵を下ろす。
ムギンの頭には擦りもしない。そのまま地面にぶつかる。
ムギン「お見事」
地面には亀裂が入り、ムギンが霧散する。
グリー「武術学園だからといって魔法を使えない訳ではないんですね」
ムギン「そう言うことです。思い込みは良くないですね」扉をあけ、先ほどと同じようなムギンが現れる。
グリー「わかりやすい魔法でまだよかったです」
ムギン「ただ地面を割った方は二人目ですね。大体は見抜いて試合の放棄する方が多かったので」
グリー「中に人がいたら怖かったので流石に半分くらいの力でやりましたが…」
ムギン「ほう、先ほどので半分ですか…面白いですね」
グリー「こういった魔法は初めてだったので」
ムギン「それでは延長戦といきましょう。今度は本体が相手です」
グリー「先生がどれだけ強いのか楽しみです」




