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君は何の勇者?  作者: はりまる
11/34

11話

―一週間後―


本当に父は何事もなく、仕事へ向かっていった。


傷口は綺麗さっぱり消え去り、元気に動いている。


嘘のように思えたことも嘘では無いようだった。


神様がくれた奇跡なんだろうか。


扉がドンっと大きな音を立て開く。


ドリー「父さんが重傷だって聞いたんだけど!」


母「ドリー!?いつの間に?」


ドリー「それより母さん!父さんはどうなったの!?」


母「お父さんー!ドリーが帰ってきたわよー!」


父「なんだってー!?」ドタドタと走って部屋に入ってくる。


ドリー「父さん!」


父「ドリーどうしたんだ?急に帰ってきて?」


ドリー「父さんが重傷だって聞いたから飛んできたんだよ!」


父「ああ!そのことか、この通り大丈夫だ!」マッスルポーズをしてアピールする。


ドリー「よかったぁ…心臓が握りつぶされるかと思ったよ」


父「すまんな、わざわざ来てくれて」


ドリー「当たり前だろ、家族なんだから」


父「お前に言われるとちと恥ずかしいな」


ドリー「僕も恥ずかしいよ」


二人で笑い合う。涙を滲ませて。


ドリー「そういえば、グリーはどうしたの?」


母「今訓練中じゃないかしら?」


ドリー「グリーの魔法と職業の適性はどうだったの?」


母「それがね…」母が顔を少しだけ曇らせたのをすぐ察知したドリー。普通ではわからないであろう。本当に少しの暗

さ。


父がグリーの部屋に行き、カードを持ってくる。


父「こういうことだ」



グリー「ただいま!」


母「おかえりなさい。兄さんが帰ってきてるわよ」


グリー「本当?兄さんどこ?」


父「グリーの部屋にいる。話したいことがあるそうだ」


グリー「僕の部屋に?なんでだろう?」


グリーは部屋に向かい入っていく。


そこには窓際に座り、グリーのカードを見つめるドリーの姿があった。



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