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君は何の勇者?  作者: はりまる
10/34

10話

次の日父は帰ってこなかった。


グリーは父に自分のことをすぐに話したかった。


だが、まだ出てはいけないと母さんに言われ、父さんの帰りを待った。


また次の日、今度は父さんが帰ってきた。


しかし今度は重症で息も絶え絶えでいつ死んでもおかしくないと。今回は傷者は多かったものの父さんが引き受け、こ

となきを得たらしい。同じような父さん仲間がずっとお礼を行ってくる。


父さんをベットに乗せ、話す。


グリー「僕ね、悪者を倒す職業になれるらしいんだ。魔法適性のところが無って書いてあって落ち込んでいたんだけど、

僕これから頑張るからさ、頑張るからさ、生きていてよ…父さん…」


父「そう…か…、よかった…な…、だから…いっただろ…?おまえは…おれたちの…こどもだ…って…」


母「まだ早いわ。グリーが成長していく様子を一緒に見守りましょう?ねえあなた?」


父「あ…俺も…そう…したかった…なぁ…」目から涙が落ちる。端からスーッと。


グリー「父さん?ねぇ、父さん?」身体を覆うように身体を寄せる。


母「まだ…まだ早いわよ…」母さんの声も涙ぐむ。


父「おま…えら…と、か、ぞく…でよ…」言葉を語り切らないまま途切れる。


グリー「父さんー!」



グリー「父さん…父さん…」


母「あなた…」


?「ん…」


グリー「父さん…?」


父「体が痛くねぇ…?」


母「え?これって何?」


父「わからねぇ、傷が全部消えている?」


母「これは奇跡なの?」


グリー「っとおさん!」


父「グリー、迷惑かけたな。この通り俺はまだ元気みたいだ」


母「あなた…」


父「悪かったな、お前を残していっちまうところだった」


母「あなた…!」


父「こいよ」


グリー「父さん!父さん!」


母「あなた!あなたぁ!」


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