転
この度、ChatGPT大先生の力を借りて短編小説「最強無敵(?)の倍々拳!!」を投稿しております福ハ内 吉報(ふくはうち きっぽ)です。
起承転結の『転』部が完成しました。どうしても書いてほしい"くだり"があり、大先生にお願いしたところ、無視されてしまいました。なので、私が加筆しております。「ん?」と思う文章があれば、私が加筆した箇所だと思うので大目に見ていただけると嬉しいです。
緑が美しい森――“エメラルドウッド”というらしい――を離れた俺たちは、三時間ほど歩いてギルドがある街シルバーウッドに到着した。街に足を踏み入れた瞬間、風が心地よく髪を撫でていく。
「ここがシルバーリーチか……」
呟きながら、周囲を見渡す。門をくぐると、美しい街並みが広がっていた。石畳の道が通りを縫い、色とりどりの建物が並んでいる。賑やかな人々や活気にあふれる雰囲気が、まさに別世界のようだ。
「初めて来たけど、なんだかワクワクする街だな」
そういってフィオナに微笑みかけると、彼女も目を輝かせて頷いた。二人で街の雰囲気を楽しみながら進んでいく。エメラルドウッドの静けさとは違い、シルバーリーチはにぎやかで明るい。
「それじゃあ、ギルドに行こっか」
フィオナの言葉に頷いてギルド本部を目指して歩き始める。その道中でフィオナが「あっ」と声をあげると一人の女性に向かって駆けていった。
「リリアンさん!」
「こんにちはフィオナさん。これからギルドへ行くのですか?」
「はい、そうなんです。あそこにいる彼と一緒に」
「あら、あちらの方は……」
俺も近づきながら、会釈をして名前を名乗る。彼女はリリアン・デルーカというギルドの受付嬢らしい。ギルドにアイアンゴブリンを討伐した報告へ行くことを告げる。
「まぁ、アイアンゴブリンを一人で倒すなんて…とても強いのですね! 私も用事が終わってギルドへ戻るので一緒に行きましょうか」
彼女もこれからギルドへ向かうというので、一緒に行くことにした。親切な案内で、俺たちは迷うことなくギルドへたどり着いた。
「ここがギルドだよ」
巨大な建物を見上げると、胸が高鳴る。ギルドの入り口へ行くと、出迎えてくれたのは堂々とした佇まいのレイモンド・アーケンストーンというギルドマスターだった。その厳かな態度には、冒険者としての誇りが感じられる。
「彼がアイアンゴブリンを素手で倒したという男だな?」
「そうです、マスターレイモンド」
いつの間に俺の情報がギルドに伝わっていたのだろうか。フィオナにそのことを耳打ちすると、森を出たときにギルドへ連絡したと教えてくれた。
「君が冒険者としてシルバーギルドに加わることを歓迎する」
レイモンドが頭を下げた。
「これからはギルドの一員として、我々と共に活動していくことになるだろう」
「はい、よろしくお願いします」
一礼し、心の中で決意を新たにする。これから始まる新たな冒険が、自分たちにどんな未来をもたらすのか、思いを馳せた。
レイモンドとの顔合わせが終わった後、リリアンの案内に従って、シルバーギルドの中へと進む。ギルドの扉を開けると、広々とした空間が広がっている。冒険者たちが出入りし、活気にあふれている様子が目に飛び込んできた。それぞれが自分の冒険に向かう準備を整えているようで、その姿に刺激を受ける。
「ここはギルドの案内所だよ。リリアンさんが説明してくれるみたいだから、まずはここでギルドについて詳しく知ってみよう」
フィオナの声に合わせて、ギルドの案内所に足を踏み入れる。案内所の中には、冒険者たちのために様々な情報が集められているようだ。クエストの依頼や街の情報、モンスターの生態など、冒険に役立つ情報がずらりと並べられている。その中でも目を引くのは、大きな掲示板にピンと刺さった紙の数々だ。
「これはギルドの”クエスト”と呼ばれる依頼の紙です。厄介なモンスターを討伐するものから、街の人たちの問題を解決するものまで、色々ありますよ」
リリアンから案内所の説明を一通り受ける。説明が終わった後にアイアンゴブリンのことを改めて伝えると討伐報酬が貰えると教えてくれた。
「討伐報酬の準備にはお時間が掛かります。その間にシルバーリーチを散策してみてはいかがですか?」
時間が掛かるのであればここで待つだけ、というのももったいない。提案に乗ることにした。
「わかりました。それでは、また後でここに来ますね」
クエストを眺めているフィオナを呼んで、報奨金が準備されるまでの間、街の散策に出ることを伝えたところ、彼女も一緒に来てくれるようだ。とてもありがたい。
「それでは、準備が終わりましたら連絡しますね。それまでシルバーリーチをお楽しみください」
ギルド本部から出て、フィオナと共に街を歩く。空は青く、晴天で風が心地よく吹いている。しばらくシルバーリーチの景色を楽しんでいると、フィオナが持っている通信装置にギルドからの呼び出しがあった。
「北斗さん、フィオナさん。ギルドでマスターからお話があると言われました。直ぐに戻ってきていただけますか」
リリアンの声が通信装置から聞こえてくる。
「わかりました、リリアンさん。すぐに向かいます」
フィオナが通信に返答すると、俺たちは急いでギルド本部へと向かった。ギルドの案内所に戻ると、リリアンとレイモンドが待っていた。リリアンが微笑んで俺たちを迎え入れる。
「北斗さん、フィオナさん。お二人の力を見込んでギルドより依頼したいことがあります。詳細を説明しますので、こちらへきてください」
リリアンが案内所の掲示板へ近づいていく。リリアンの隣へ並び、掲示板に留まられた紙の内容を確認する。
「強個体のモンスター、スティールゴブリンの討伐……。これはかなりの大仕事じゃないですか?」
フィオナが言うと、リリアンは頷いた。
「そうです。スティールゴブリンはアイアンゴブリンよりも強力な存在です。そのため、討伐報酬も高額ですが、危険も相応に伴います」
「その通りだ。実力のない冒険者ではこのクエストをこなすことはできない」
いつの間にかとなりにいたレイモンドが話を続ける。
「しかし……アイアンゴブリンを倒した君がいれば、スティールゴブリンも倒せるだろう。どうかね、やってみる気はないか?」
レイモンドが俺たちを見つめながら尋ねてきた。フィオナと目を交わし、俺は自信を持って答える。
「わかりました。そのクエストを引き受けます」
俺の返答を聞いて、リリアンは微笑みながら頷く。
「ありがとうございます! ギルドとしても討伐する方が現れなくて非常に困っていたんです。頑張ってくださいね、北斗さん、フィオナさん」
ギルドの壮大な建物を後にし、フィオナと俺はシルバーリーチの街を再び歩いていた。街中が、冒険者の喧騒と活気に包まれている。やがて、夕日の光が空を染めるころ、通りを歩いていると、シルバーフォークという宿屋の看板を見つけた。
「北斗、この宿屋はどうかな? 比較的安くて食事もおいしいよ」
フィオナが笑顔で俺に聞いてくる。
「そうだな、討伐クエストの前にしっかり休んだ方がいい。ここにしよう」
扉を開けると、中は居心地の良さそうな雰囲気が広がっていた。受付にあるベルを鳴らし、少し待つと、気さくな女性が笑顔で出迎えてくれる。その女性はイザベラ・アンバーリッジと名乗り、宿屋の女将だと教えてくれた。
「ようこそ、宿屋『シルバーフォーク』へ。泊まりかい?」
「はい、そうです。明日の朝早くに討伐クエストに向かうので、今日はしっかり休ませていただければと思います」
俺が説明すると、イザベラは納得の表情で頷いた。
「そうかい、じゃあ二人分の部屋を用意しておくよ。どうぞゆっくりくつろいでおくれ」
イザベラの案内で部屋に案内される。部屋はシンプルで清潔感があり、窓からは夕日が差し込んで心地よい光が広がっていた。
「ほら、ここが二人部屋だよ。何か必要なことがあれば私にいっておくれ」
イザベラが部屋を案内しながら言ってくれた。
「ありがとうございます、イザベラさん。その際はよろしくお願いします」
俺が礼を言うと、イザベラは微笑んで去っていった。
部屋に荷物を置いて、ベッドに座りながらフィオナと話す。明日の討伐に向けて準備を整える必要があるが、今は少しリラックスする時間が欲しかった。
「北斗、緊張している?」
フィオナが俺に尋ねる。
「少しな。でも、ここでしっかり休んで、明日の朝に向けて準備を整えるよ」
俺は笑顔で答えた。夕日の光が部屋を照らす中、俺たちは早めに休息をとることにしたのだった。
翌日、早朝の森の中で俺とフィオナはスティールゴブリンの討伐に向かっていた。朝日が木々の緑を美しく照らし、空気は清涼で活気に満ちていた。
「北斗、今日は協力してスティールゴブリンを倒そうね!」
フィオナが意気込む。
「そうだな、フィオナ。頑張ろう」
俺は力強く答えた。心の中で自分自身に言い聞かせるように、アレスの授けた倍々拳の力を思い浮かべる。森の中は静かで、足元の葉がサクサクと音を立てる中、俺たちはどんどん奥へと進んでいく。突然、茂みの向こうからかすかな音が聞こえてきた。
「(いたよ、スティールゴブリンだ!)」
フィオナが小さく声をかけ、俺は警戒しながらその方向を見る。黒くて筋肉質なゴブリンが一匹、のそのそと茂みから現れる。先日倒したアイアンゴブリンよりも一回り体格が大きく、強者の雰囲気を感じる。そのゴブリンの赤い目が俺たちを睨みつけていた。
「準備はいいか、フィオナ」
俺が声をかけると、フィオナも頷いて準備を整えた。アイアンゴブリンよりも強いモンスターとの対峙。緊張が高まる。
「行くぞ!」
俺とフィオナが同時に動き出し、スティールゴブリンに向かって突撃する。フィオナの剣がスティールゴブリンの体に当たる音が響いた。
「硬くて刃が通らないよ!」
鋼鉄の刃を弾き返すゴブリンなんて、聞いたこともない。スティールゴブリンはフィオナの攻撃を受けて容赦なく反撃してくる。鋭い爪が俺たちを襲うが、ギリギリのところで身をかわし続ける。
「フィオナ、連携だ! ヤツの気を引いてくれ!」
俺が声をかけると、フィオナは頷く。挑発的な攻撃を繰り返し始めたフィオナに、スティールゴブリンの意識は段々と持っていかれるようになる。そのうち、完全にフィオナへ意識が移ったのを確認してから、俺は背後から一撃を見舞った。
「倍々拳!」
しかし、スティールゴブリンは気にも留めない。フィオナが俺に叫ぶ。
「北斗! 早くスティールゴブリンを倒して、そろそろ集中力が持たなくなっちゃう!」
「わかってる! でも倍々拳が効かないんだよ!」
アイアンゴブリンを倒したはずの倍々拳が効かないなんて。使い方を間違えたのだろうか。しかし、あることを思いついて、攻撃を再開する。
「倍々拳!」
全く効いていないようだ。もう一度やってみる。
「倍々拳っ!」
三発目はどうやら少しだけ効果があったらしい。「グォ…?」という鳴き声と共にスティールゴブリンの動きが止まった
「倒れろ! 倍々拳!」
四発目が命中する。スティールゴブリンが少しぐらついた。しかし、その攻撃によって俺が脅威とみなされたらしく、攻撃対象が移ってしまった。
「グガアアアアアアッッッ!!」
スティールゴブリンが叫び、鋭い爪で俺を引き裂こうとする。よけるのに精一杯になってしまい、倍々拳が打てなくなってしまった。
「…! しまっ……」
「ギャギャアアアアアアッッッ!!」
避けることに夢中になり、足がもつれてしまった。あわや、スティールゴブリンの爪が俺に襲い掛かろうとしたところで、フィオナが叫んだ。
「北斗! 目をつぶって!」
言われた通りに目をつぶる。すると目を閉じている状態でも眩しく感じられるほどの閃光が炸裂した。
「ギャギャギャギャアアアッッッ!!」
目を抑えて、暴れるスティールゴブリン。どうやらフィオナが助けてくれたようだ。
「北斗! 今のうちだよ!」
「ありがとう、フィオナ! 喰らえ、倍々拳っ!」
五発目の倍々拳を放つ。スティールゴブリンの体が大きく傾いた。どうやら倍々拳は一撃ごとに威力が増す技だが、一度戦闘が終わると威力が元に戻ってしまうらしい。ようやく倍々拳の特性がわかったところで、六発目をお見舞いする。
「いい加減に倒れろっ…! 倍々拳っ!!」
力を込めて叫び、倍々拳を放った。拳がスティールゴブリンの体に穴をあけ、鳴き声と共に足元から崩れ落ちていく。俺は息をつきながらその光景を見つめた。
「やった、倒せたよ…!」
フィオナが歓喜の声を上げた。俺も嬉しさで胸が躍る。スティールゴブリンの討伐に成功し、二度目の強個体のモンスターとの戦いを終えた。フィオナの協力、そして倍々拳の力の特性も判明し、成長を感じられる戦いだった。
スティールゴブリンを倒した後、俺とフィオナは一息ついていた。森の中で静寂が広がり、風が葉をそっと揺らしている。
「何とか倒せたね。最初に北斗の攻撃が効かなかったときは、どうなることかと思ったけど」
フィオナが笑顔で言った。その笑顔が俺に安心を与えてくれる。
「ありがとう、フィオナ。お互い頑張ったな」
俺は微笑みながら言い、彼女に感謝の気持ちを伝える。
と、突然森の中から拍手が聞こえてきた。なぜか不穏な気配を察知した俺は、身を引き締めて周囲を見渡す。すると、森の奥から突如として二人の影が現れた。顔がどことなく似ていることから、彼らは兄弟なのだろう。二人とも、その目には冷徹な光を宿していた。
「凄いじゃないか、スティールゴブリンを倒したのか」
二人のうち、背が高い方の男が冷笑混じりに言った。
「半端な冒険者じゃないようだな。見た目ほど弱くはないようだ」
もう一人の男も嘲笑うように言った。俺たちは警戒しながらその男たちを見つめた。彼らが何者なのか、どうしてここに現れたのか。その理由が分からないまま、緊張が高まっていく。
「俺はマルコ。こっちの男はレイヴン、俺の弟だ」
背の高い方の男、マルコはそう言いながらこちらへ近づいてくる。
「お前たちの戦いを見せてもらった。特にお前、相当強いみたいだな。俺たち二人掛かりでも倒せなかった相手によくやるもんだ」
「……マルコに、レイヴン…? まさか、あなたたちは……」
何か心当たりがありそうなフィオナが呟く。
「そうだな、”シャドウウェイン”といえば、分かるか?」
「シャドウウェインっ!?」
フィオナが驚く。そんなにすごい奴らなのだろうか。ただ、どう見てもいい人たちには見えない。フィオナに奴らのことを聞いてみる。
「フィオナ、シャドウウェインってなんなんだ?」
「ギルドでも要注意人物の兄弟だよ。クエストを達成するためなら、どんな手段も厭わないってことで有名なの。噂では人を殺したこともあるとか……」
話を聞くかぎり、仲良くしない方がよさそうだ。そんな奴らが俺たちに、いったいなんの用があるというのか。
「それで、なぜ俺たちがここに来たのか教えてやろう」
レイヴンがにやりと笑う。
「単刀直入に言えばお前たちに死んでもらうためだ」
兄弟が武器を取り出す。マルコはロングソード、レイブンはダガーを両手に持っている。どうやら、二刀流のようだ。
「お前たちが死ねば、討伐報酬は俺たちが貰ってやる。硬くて剣では倒せないスティールゴブリンを倒せるヤツがいたのは幸運だったな」
「まったくだ。人間なら簡単に殺せるしな、俺たちはツイてる」
マルコとレイヴンが剣を構える。彼らは俺たちを殺して討伐報酬を奪うつもりらしい。フィオナに視線を向けると、彼女も俺と同じ気持ちを共有していることが伝わってきた。
「フィオナ、戦闘準備を!」
「うん、わかった!」
俺が叫び、フィオナも頷いて剣を構えた。
「俺が男をやる。お前は女を殺せ」
「おい、ずるいぜ兄貴! 俺に男をやらしてくれよ、女じゃ物足りねぇ」
「俺に従え。その代わりに分け前を少し多くしてやる」
「チッ……わかったよ」
俺も戦闘態勢に入る。倍々拳の特性が知られていない内に早々に畳みかけたいところだが、彼らがどのくらい強いのか、どんな手を使ってくるのかがわからない。まずは慎重に行くべきだろう。
「「いくぞォォォ!!」」
兄弟が同時に叫ぶ。彼らとの戦いの火蓋が今、切られた。
「最強無敵(?)の倍々拳!!」は起・承・転・結の四部で展開する予定です。次部までしばらくお待ちください。
尚、作品の内容やクオリティについての文句・苦情・その他について、今回は私が加筆しているため受け付けようかと思いましたが、そもそもChatGPT大先生が私のお願いを汲み取ってくれなかったのが悪いので、やはり大先生へお願いいたします。もしあれば私からも一言いってやりますので。