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テーマ詩集:水

水面に浮かぶは策と舟

作者: 歌川 詩季

水面(みなも)」です。

 ポイントおさえて立ちまわってる

 姑息(こそく)でこまめな(やから)

 世渡り上手とほめるのは ご勝手に

 間合いをはずしてずっこけちまう

 流れの読めない愚図でも

 ひっくり返せる薄板に 駒を張る


 策士 策に溺れるときはむしろ

 無策こそが 助け舟


 波紋ひとつを立てぬ水面(みなも)

 心を()ってあたるがいいさ

 横槍はえて脇腹つつく

 痛むのなら そろそろ()りてくれ



 コストとリスクで板ばさみなら

 肩幅よりもせまいとさ

 首のまわらない木馬には 油させ

 あたりをはずして流れ弾撃つ

 やらかすポカにゃ笑えない

 にやけたつらを浮かべれば はったおす


 策もなしに()ぎ出す まさに矢先

 崩れ()ちる 泥の舟


 波紋いくつも埋める水面(みなも)

 心はやたら揺らめくものさ

 横やりはえりゃ串刺しだけど

 つらぬけるか このさい試そうぜ

 童話も、昔話も好き。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  >つらぬけるか このさい試そうぜ  心意気を感じます。 [一言]  前半と後半で、いろいろと考えました。    用意周到、準備万端に越したことはないですが、常にそうできるわけでもなし……
[一言]  無策こそが助け舟。  なんにも考えてないときのほうが上手くいくときってありますよね。
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