あなたはわたしの
本文(歌詞)、次にドレミに合わせたひらがな文、その次に制作裏話があります。
後書きに、完成後のお礼と短文があります。
あなたはわたしの
出会った頃は ケンカばかり
あなたは生意気な昔馴染
何年たっても あなたを想う
あなたはわたしの大切なヒト
沈丁花 クチナシ 金木犀
モミジ 桜並木
つがいのカラス のら猫おやこ
見つけてはふたり笑いあった
なにを見ても あなた思い出す
あなたはわたしの特別なヒト
遠くはなれても 胸の奥 照らし続けてる
あなたはわたしのあかり
☆
であ ったこ ろは ケ ンカ ば かり
ドレドレソレミ(レ)ドレ ソラドレソレミ(レ)ドド
あ なたはな まいきな むかしなじみ
ドレドレソレミ(レ)ドラソミ ドレソレソミ
な んねんたっ ても あなた をお もう
ドレドレソレミ(レ)ドレ ソラドレソレミ(レ)ドド
あ なたはわ たしのたい せつな ヒト
ドレドレソレミ(レ)ドラソミド レソレミ(レ)ドド
じんちょうげクチナシ きんもくせい
ドシシ ララ レ レ ミ
モミジ さくらなみき
ドシシ ララドレレミ
つがいのカラス のらねこ おやこ みつけ
ミソララソラソ ドレソファミソド ソラド
て はふ た りわら い あっ た
ファソファミレドシド ミミミソファミ
な にをみ ても あなたおもい だす
ドレドレソレミ(レ)ドレ ソラドレソレミ(レ)ドド
あ なたはわ たしのとく べつな ヒト
ドレドレソレミ(レ)ドラソミド レソレミ(レ)ドド
とおくはなれて も むねのおく てらしつ づ けてる
ドレドレミレミ(レ)ド レソミレド ドソドレ ファミレド
あなたは わたしのあかり
レミレミ(レ)ドレソミレドド
…ここから以下制作裏話です…
!ネタバレ?などもありますので、ご自身の歌詞のイメージを大事にされたい方はご注意です!
今回も考えてる間中、楽しかったです。
仙道さま、素敵企画ありがとうございます!
最初は。
今回の楽曲の元となった企画 『仙道企画その1』の時に書いた短編『いつの間にか大好きになっていた人』を私自身すごく気に入っていたので、その主人公の心情にしようと思いました。
タイトルは『あなたはアタシの愛おしい人』で、『幼馴染』『愛し合った』など恋愛要素マシマシ、花や動物の名前部分を異世界風味にして、『離れてもあなたたちの幸せ祈ってる』、最後は『アタシの初めてのオトコ』でシメしようかと。
できればこれを男性の声で歌ってくれると最高! と一時期、藤井風さんの声で脳内再生されていました。
(『いつの間にか~』の元自作小説の主人公がオネェなのと、男性声で女性口調なのが今の自分のツボなので。プロセカならビビバス男子二人での『阿吽のビーツ』が今ツボです。今回は藤井風さんの『きらり』な声で想像しておりました←今ツボが『きらり』だから。色々すみません)
で。
嬉しいことに今回は8種類ものボカロちゃんから選べるので、どの声が一番イメージに合うかな~、と上から順番に何回も聞きながら想像しているうちに、可愛い女性声で当初考えていた歌詞だと、だんだん勘違い執着系に思えてきて(爆)。
いっそ病んでる系に振り切るなら、おさなげ無邪気な声で、タイトルは『あなたは私の×××』で、花や動物部分はデート(ストーカー)先にして、『遠くはなれても逃がさない見つめ続けるわ』、最後は『あなたは私のものよ』で、キラーンに『ふふっ』と笑い声を入れたらバッチリじゃーん!
などと想像するのは楽しかったのですが、それはそれでアリだけど、今回企画に通るかが微妙だな、と我に返ったのでした。
そんなわけで、可愛い系の声も大好きなんだけど、今回は外すことに。
今回の声の中で最初のイメージに一番合うのは、どこか少年ぽいSakiちゃんで、Sakiちゃんを何度も聞いているうちに、なんか恋愛っていうより、家族っぽいというか、大切な存在の方がいいのでは、と思うようになってきて、歌詞を書き換えていきました。
歌詞から小説のイメージがなくなったことで、男性に近いからと思って選んだSakiちゃんより、Maiちゃんの方が合うな、と。
(他の可愛い系元気系よりもしっとりした声だから←時間経過な表現があるので落ち着いた声にしたかった)
歌詞も、幼馴染 → 昔馴染、いちゃいちゃな部分 → 動物、愛おしい → 特別な、などに変更していきました。
最後まで悩んだのは、シメの『あなたはわたしの○○』の○○部分。
この時には、もう他の作家さまのできあがった動画がUPされていました。
前回は書き上げたのが遅くて(ほんとすみませんでした)、途中で見ると影響されて書けなくなることもあるので、私が動画を見たのは半分くらい出そろってからでした。一気に見るのはなんかもったいなかった。
でも今回は、すでに歌詞はほぼできあがった状態でもう引っぱられないだろうから、他の方がどんな歌詞なのかイラストはどんなかと楽しみで、出来上がったそばからどんどん見ていこう! と、さっそく見ることに。
前回もAIイラストすごい! と感心しましたが、今回の前回より細かい! しかも仙道さま演出もしてくれてる!
白黒からカラー、移動、そして最後の歌詞が大写しになっているではないですか!
(違うかもですが、たまたま拡大されて見えたのです汗)
これは最後かなり重要なのでは?
と、気合いを入れ直して再び考え始めました。
いろいろと考えたのですが、響きがいまひとつだったり、すでに有名歌詞としてあったりで、なかなか決まらず、ようやく『あかり』に落ち着いてから前部分も変えたのでした。
愛おしい人 → 唯一 → おまもり → ひかり → あかり
(語彙力><)
遠く離れても アタシの中にあなたがいる
アタシの愛おしいヒト
↓
遠く離れても 胸の奥 あたため続ける
あなたはわたしのおまもり
↓
遠くはなれても 胸の奥 照らし続けてる
あなたはわたしのあかり
『昔なじみ』は人に対してだけじゃなくて、お店などにも使うので。
歌詞的に『ヒト』と書いているけれども、なにかしら、聞いた方にとっての『大事ななにか』だと解釈できたらいいなと思って、人 → ヒト、にしました。
クチナシとモミジがカタカナなのは。
私がクチナシの漢字を見ても読めず、3~4種類あったどの漢字を見てもピンとこなかったから。
紅葉はモミジと読めるんだけど、一瞬『こうよう』と読むのか迷ってしまうから。
思いつく限り韻もふんでみた(つもり)。
今はこの曲を聞いたら、脳内で勝手に妄想自作MVが流れるようになりました。
(男女の小学生がケンカ、都会を歩くスーツ女性がスマホをながめる、成長した男女中学生が笑い合う前や背景で歌詞の花や動物が現れたり消えたり、スーツ女性が都会でさっきの花と同じ花に目をとめる、疲れた感じのスーツ女性がスマホを見て微笑む、スマホには同じ花と一緒にうつった愛犬の写真)
これをさらっと描ける腕がほしい><。
いきなり歌詞を書こうとした前回の反省点をいかしたのと、仙道さまの活動報告で歌詞の書き方のコツを書いてくださっていたので、参考にさせていただきました!
個人的には、ラララだけだった前回よりも、ドレミ歌唱とドレミ表記とメロ&コード譜、すごく助かりましたm(_ _)m。(簡易コード譜は私がコードを知らなくて読めないのが残念無念)
(ラララだけだとどうしても耳も目もすべってしまい、どこを歌っているのかわからなかったけど、ドレミで歌うのを聞きながらドレミが書かれている楽譜を見て指でリズムをとると、今どこかわかるようになりました^^)
考えるのすごく楽しかったです!
企画、本当にありがとうございました!!
全部読みにはいけないかもですが、動画は全部見ますので!!
↓ 作っていただいた完成動画です(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=HA61TKi8OnQ
(元曲を元に以前企画で書いた短編↓『いつの間にか大好きになっていた人』)
https://ncode.syosetu.com/n9040hd/
仙道アリマサ様、制作していただき、ありがとうございましたm(_ _)m。
(↓以前の企画で書いた短編)
『背景は「いつの間にか大好きになっていた人」の主人公が王宮から故郷を懐かしむイメージで作りました。』とのお言葉に、私も気に入っていた作品の成長した主人公に会えた気持ちと、前作を覚えていただいているのとで、とてもほっこりしました(*^ ^*)。
他にもこまごまと対応してくださり、感謝しかありません。
出来上がった動画、優しいメロディと歌声を聞くたび癒されております。
素晴らしいカタチに昇華していただき本当にありがとうございましたm(_ _)m。
~こまごま~
>沈丁花 クチナシ 金木犀
>モミジ 桜並木
文字数的に入らないということで、金木犀を省いてはという話だったのですが、個人的にモミジより金木犀が好きなのと、今回は香りのある花を選んでいたので、モミジを抜いてもらいました。
>沈丁花 クチナシ 金木犀 サクラ
サクラとカタカナにしてもらえたの、嬉しかったです!
横並びになったときにその方が読みやすいですし、お洒落な感じ!
前回の作詞、詰め込みすぎたなと反省していて、今回はできる限り文字数を減らし、すぐに覚えて歌えるくらいわかりやすい歌詞を目指しておりました。メロディがゆれるので、声もゆれたらいいなと。
そんな私の妙なこだわりをカタチにしていただき、本当にほんとうにお世話かけましたm(_ _)m。
動画を見ていたら書きたくなったので、以下『いつの間にか大好きになっていた人』の後日談(主人公視点)です。
(仙道さまのお言葉と動画 → テキスト)
息抜きに王宮のバルコニーへと出た。
ふわりとただよってきた花の香りに、懐かしい記憶がよみがえり足が止まる。
思い出したのは、澄んだ朝の空気の中を二人で散歩するといった、以前なら他愛もない日常の記憶だった。
王宮に上がったばかりの頃は、以前の暮らしと比べて戸惑ってばかりいた私も、覚えること、すべきことを精一杯こなしているうちに、目まぐるしい王宮勤めに慣れていった。
今の生活に慣れていくのに比例して、以前の暮らしは薄れていった。
ただよう花の香りは、そんな私に、あの人を彷彿とさせた。
「どうかなさいましたか?」
動かないままの私を心配した護衛に、なんでもないわと微笑む。
あの人と冗談を言い合いながら毎日のように歩いた散歩道には、いつもどこからか季節を告げる花の香りがしていた。
乾いた地を慈雨がうるおすように、花の香りから呼び起こされたあの人の記憶が、こわばった今の私をそっと包んでくれる。
「ありがとう……さぁ向かいましょうか」
胸があたたかくなったのを感じながら、背筋を伸ばして踏み出した。
(イラストの女の子の装飾や衣が立派なので、王宮でもちゃんと仕事して地位が上がってそう。領地での思い出は心の支え的な小話でした)
こちらまでお読みいただきありがとうございました。