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8部分 鷹王君、漢見せるってよ。

黒髪の鷹王君がついに?

 2日目 どこかの村 青いかね



 さて、OHANASHI第2ラウンドや。お話ユーたらお話なんだよ。



「バニーたん、その黒髪の人族伝説で名前とか地名とか伝えられてることってあるの?」


「いえ、名前とかはないというか獣人族をただひたすら救済して回って平和と幸せをふりまいて行ったというお話が各部族に語り継がれていて、それが根本であとは部族ごとに黒髪の人族達だったり美姫達だったりと色々と逸話がありますね。あとこれは未だに何故なのか判らないですけど全部族が揃って『酢』は駄目ですね。」


 これはもうほぼ確定だ。こっちが先発だと思ってたら全然後やんけーと思わせておいて実は俺のこれからが確実にあっちに因果していくってのが正解だろ。そしてこの先俺が痕跡をトレースしようとしても本来はこっちが先だからまだ周辺も国が出来てるかどうかも怪しいくらいだし。そうなるとだ、俺が因果律から極端に逸脱するとリリスたんが修正にやってくるかもしくはぢぢぃが別のやつを送り込んでくる可能性が高い。あの最果ての地も含め、俺ではどうしようもないというか役割が違うのだろう。


 くっそー好感度の罠は俺にもきっちり回って来てやがる。昨日Lv上がってた3つが本命だ。

 土足、ニート、お人好し。ふたりぼっちのカナタにないのは土足とお人好し。大阪人浪速のド根性でのしあがれってんだな。まだ決め打ちするには早いがチキンハート鷹王様なめんなよー。斜め上の結果バトンを渡さなあかんな。


「もうひとつ、その話ではバニーちゃん始めおにゃのこが黒髪人族だからといって俺に速攻惚れるにはちと弱すぎやで。まだなんかあるんやろ?」


「は、はい。黒髪の伝説の中でひとつだけハッキリと口伝されている言葉が。『その者、蒼き衣を纏いて金色の獣王となりぬべし。また妖精にも好く仕えられるであろう。黒髪のみ使い現れしは御印なり』

 獣人はみんなこの言葉をよすがに黒髪の人族様と出会えたらえにしを結ぼうと心に決めて先人の受けた恩を忘れないようにと親から伝えられているんです。だから子供の頃の女の子はみんな黒髪様のお嫁さんにしてもらうんだ~イイ子にしてようねと」


 キタコレ孤児っ子デジャヴュじゃねーか。あーもう謎は解けたぜ。リリスたんやりすぎぢゃ。どうせ各氏族の黒髪達や美姫達ってのは莫迦オタJKが各個撃破救出作戦の時の伝承だろう。カナタにバトン渡すためにカナタからバトン受け取ってりゃ世話ないわな。ってことはこの村は味方友軍の最前線で青いかねは前線基地ってところだな。昨日のオールセットってここにも掛かってるのか。こんな事もあろうかと全て用意してございます。セバスチャンカヨ。

ここは本筋の流れでの最大公約数、やれることをやれるだけやるだけか。ぢぢぃめ、やっぱ社立てるのは無しだ。スキル群でもそれを証明してやがる。黒髪の軍師に丸投げでこっちはモフモフハーレムでいけるとこまでもっていくしかねーか。このループワールド?史実にそぐうよう、尚且つ黒髪伝説引き継いで廻してやるわ。


「バニーたん、よーくわかったわ。んで、さっきのコーネフ君の敵対心?はどうせ親から悪いことしてたら黒髪様にお仕置きしてもらうからね!と純粋に大好きなねーちゃんとられちまう~って瀬戸の花嫁状態が重なってたからやな」


「はい、ほぼそれで間違いないと思います」


「まだ無理にとはゆわへんけどバニーたん、敬語というか丁寧な口調はもう無しでええで。これから長い付き合いになるのは昨日からもそうだけど決定賞なので今から下に一緒に降りようか」


「はいわかりま…わかったわ鷹王さん」


「うんうんちょっとずつでえーよ。いこか」


先ずは最初の第一歩や。こんな据え膳食わぬは漢の恥やからな。




「スタシャさん。ウォルフさんも呼んでもらえますか。お話があります」


「アンター。鷹王君が漢見せるってよ」


「ちょっと待ってーなフライングフライングぅ。もうお見通しか、かなわんなあ。でもけじめなので。昨日の今日でアレですが、バニーさんを俺に下さい。お願いします」


「最初に出会ったのは確かにうちの子だけどいいんだね?二人とも。こちらこそバニーを宜しくお願いしますね」


「ありがとうございます。もうわかってると思うので先に言っておきます。俺は黒髪ではありますがまだ若造ですし、お二方はじめ皆様にご指導・ご鞭撻頂かないとあかんと思います。ひとり息子が増えたと思ってよろしゅう頼みます」


「あいよ。でも一つ忘れちゃいけないよ?わたしだって同じ話を聞いて育ったんだからね。親子丼だってありえるんだヨ?」


「ぶーーーーーーーーーーーナンダッテー。そ、そうだった。いくらなんでもそれは斜め上すぎデショーマジ勘弁してくださいよースタシャお義母さん」


「ヤルジャナイカ鷹王君。スタシャにさりげなくお義母さん呼び入れてきたね。狼族は兎族ほどではないけど耳もいいんだよ。娘をよろしくね」


「ハイ、お義父さんよろしくお願いします」









落とされて1日で結婚の許し頂いちゃいました。てへぺろ。







なろう史上最速?の婚約ぢゃね?ドヤッ。


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