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6部分 テレテレテッテッテ~意識不明だったんだよ!

各々方。脳内補完は済んだかい?

 2日目 どこかの村 青いかね



 目覚めるとそこは知らない天上だった。ソレぢぢぃの部屋ぢゃねーか。

 やっぱこれは鉄板でしょ。鉄板焼はアワビと車海老でFA。異論は認める。



 異世界セイカツ2日目だ。

 お約束だと冒険者ギルドに登録に行って掲示板にいちゃもんつけて、ヒャッハーザコに絡まれて消毒するのだろうけどエッヘン。小さな村だしそもそもギルドすらないかと。専守防衛自衛の精神の現代日本人がすき好んで戦闘するのがテンプレなはずないやん?かかる火の粉は払うけど火中の栗は拾わない主義なんだよ。


 そして皆様お待ちかね?ここは青いかねやけどなーってオイコラ。黒髪の人族が珍しいってことはやでー。未知との遭遇ワクワクケモ耳ランド村ってことですよこれ。早速見聞と言う名の鑑賞会をだなーゲフンゲフン。うさ耳は正義だが、猫耳長尻尾も捨てがたく、狐耳だとどん兵衛のCMリアルガチで、愛らしいわんこもイケる。 と言う事はもう一つの方か? 雑貨屋と言う何でも屋に行って僕の茸をお食べーって茸持ってねーし。まぁバニーちゃんといちゃラブデートと思えばどこでもいくしーって。



 ヤヴァイ。忘れてたーヨ、大兎様の試練パート2やったんや。

 昨日の感じやとウォルフとーちゃんは大丈夫そうやけど大兎様はマジでアカン。朝ご飯食べに行くのにごっつ緊張するわー。一応俺客の筈やねんけどなー。昨日に引き続き、出たとこ勝負の安パイ無しや。ベタおりだけはしたらあかん気ぃする。来たのバニーちゃんやし、ビビらんでえーとは思うんやけどやっぱりなー。


 ーヘタレ鷹王内心ビビりまくりつつ朝食にー



 食堂に降りて行ったところでチビ狼っ弟とばったり。



「ウチのねーちゃんとるなよー!」


「ゑ?コーネフ君だよね。初めまして。おはよう。なんでねーちゃんとるなよになってるんかな?」


「あー鷹王君おはよう。この子にアンタのこと話したらすねちゃってね。気にしないでいいから席に座っておくれ。」


「いや。なんかすんません。ちょっと面食らったというか姉ちゃん好きなんやね

(おま、鋭いやんけ。流石は狼人族の嗅覚か?でもありがとな。安パイ通ーしてくれて)

 ウォルフさんによー似てますねー。それぐらい元気な方がええわー」


「フン。オマエナンカ人族の癖にぃー早くどっかいっちゃえよーガルルル」


 あーあ、かわいいねえ。怒って奥に行っちゃったよ。


「コーネフ!鷹王さんになに言ってるの!もう口きいてやらないからね!鷹王さんおはよう~。お母さん私も食べる~。なんかごめんねー悪い子じゃないんで赦してあげてね。後でちゃんと言い聞かせておくし」



 マイスイートバニーキタコレやっぱ奇麗やな~。

 とりあえず今日のエスコート予約トーク入れとかな始まらんわ。


「バニーちゃんおはよー。いいよいいよー気にせんと。姉ちゃん好きだからでしょ?素直なえーこやし。そのうち仲良ーなれるよ。それよりもさあ、今日時間あったらまた色々教えてほしいし、村も見て回りたいかなーと」


「いいですよー。というかそのつもりでお母さんとも話してました。」


「そうなん?ありがとー。スタシャさん、娘さんお借りしますね~」


「借りるなんて他人行儀なこと言わなくてもいいんだよ。昨日の今日でお金も貰っちゃったからお客だけど、もう家族みたいなもんなんだし気にせずバニーといってきな」


 うん?オーガぁちゃんおっとこまえ発言ですけどこれはもう筒抜けバレバレですかそーですか。

 そらまあ家族で話すだろうしってヲイヲイ。てんぱってた俺あほみたい。

 平然としてるバニーちゃんもやけどやっぱなんか獣人さんのペースに巻き込まれてるような。


 積極的なのは生存本能とかの類だろうか。要観察・考察やな。狼パパンと夫婦とか異種族混血忌避も今の所見えないしな。何だか21世紀地球より種としての活力は段違いにありそう。平均寿命の短さとかから本能的にそうなってるっぽいけど、どこかの銀河鉄道みたいな命題か。

 こんなこと考えてる場合じゃねーわ。


 バニーちゃんと宿を出て数軒先?の店らしきところに入っていくと、そこはお約束の雑貨店だったようだ。


「おはようございまーす。キキさんいます~?」


「おはよう、バニーちゃん何いるんだい?って黒髪~~~~~~~~~~~~~~

 バニーちょっとこっちこっち」



 何だ?黒髪って叫ばれたけど何か様子がおかしいで。いきなり叫ぶかー?って猫耳おねいさんかよーうひひ。駄菓子菓子、そこはキキじゃのーてジジやろー。店の奥で何やらおねいさん興奮してるけど大丈夫か?




 暫くすると戻ってきた二人。


「鷹王さん、さっきはゴメンヨー。伝説の黒髪人族だったからつい叫んじまったにゃ」


「キキさん言っちゃダメ~」


「伝説?なんですかそれ。バニーたん。ちょっと詳しく聞かせてもらおうか?」






 風雲急を告げる2日目の朝は青空なのに雲行きが怪しくなってきた。












さて。どんな伝説なんだか。


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