3部分 バニーちゃんの大兎様はおっとこまえでした。
まだだ、まだ終わりはせんよ。と
ひとりぼっちの異世界攻略絶賛ブースト祭中につき続行
1日目 くさっぱら~どこかの村
まるふわもっふもふなお尻をもといウサ尻尾を眺めつつ、
(ハイここ大事ですからねー前話に引き続き2度言いましたよ~)
四方山話という名のバニーちゃん攻略?をしていると向こうに村らしきものが見えてきた。
こちらスネーク。奥様は今の所いないようだ。
村に入る前のアタックチャーーンス!
「そういやこの村には兎族のほかにはどんなモフモフが、いや種族の人たちがいるの?」
「今モフモフって言いましたよね?どんだけ期待してるんですか。えーっと狸族、狐族、犬族、猫族あたりですかねー。とはいえ耳と尻尾以外はほぼ人族と変わりませんよ?」
よっしゃ。バニーちゃんに続き連続終了フラグ立ったで。クララが立てた~♪肉球がないのは誠に残念ではあるが、そらあんな形状で物つかめへんしなあ~さもありなんか。
門のようなものもなく自然に家並みが並んだような通りを歩いていくと周りの家より一回り大きく長くなったような建物が…
あーやっぱりそうくるか~
看板に「青いかね」ご丁寧にルビまで振ってやがりますよ。
玄関から宿屋に入ると受付?の所にひときわ大きな奥様が、いや大兎様がいらっしゃいましたよ。Ω\ζ°)チーン
親子丼は食べれないようだ。(オイマテ
「ただいまぁ~」
「おかえり~。珍しい人族さんだねぇ~黒髪なんてねえ~旅の方かい?」
「ま、まぁそんな所です。娘さんバニーさんに出会って拾っていただきましてやってきました。暫くの間御厄介になりたいのですが大丈夫でしょうか?」
「なに急に丁寧なしゃべり方してるんですか。お母さん、ちょっとちょっと…こっち来てよー」
バニーさんが母兎さんを引っ張って奥に引っ込んじゃったよ。
変な事ユーてへんやろか?こわやこわや。
なんか待たされる間って変に緊張するよな~あかんあかん
暫くすると2人して戻ってきて表情が…やっぱやらかしちゃいました?
「鷹王さんといったかい?大体の話は聞いたけどね。白金貨なんか出されたらこの宿どころか村全部丸ごと買い取れるような金額だよ。ウチのバニーにあげるって言ったらしいけどどういう心算だい?」
キタデコレ第一関門。
しょうもない事ユーた時点で儚い鷹王物語?終了しくじり先生出演決定やでこれ。ここはひとつ偉大な余事大センセとドンブラーズの先達様たちにお知恵を拝借してだなぁ~いやいやしょっぱなからテレフォンつこたら15問正解は無理やんけー。こんなとこでけつまづいてたらヘタレもええとこやろ。
鷹王物語?はこっから開幕するんやんけ、いったれやいったれや
ーここまで超高速ポンコツ鷹王回路マッハ1-
「いや、事情をある程度お聞きになっておわかりでしたらそのままです。というか見目麗しい娘さん見た時から心奪われてんのはほんまですけど、それを銭で如何こうしようとか思ってませんし、右も左もわからん怪しいこんな奴を信用してここに連れてきてくれただけでプライスレスですわ~」
「あ・すんません。あんまり丁寧なしゃべりでけへんので失礼だったらごめんなさい。初対面で頓珍漢な事ばっかりユーてる変な奴ですよね~。すんません。他当たらしてもらいますわ~。バニーちゃんありがとうなー連れてきてくれて。まだすぐには野垂れ死にはせんと思うし。んじゃぁ。」
やってもうたわ~何ひとりでボケツッコミして終わらしてんねん。
みんなごめんな~ヘタレ鷹王物語?はしょっぱなでバットエンドやわ~
まぁこんなもんやったんやで。そんなうまい事行くわけないわな~
BAD END
「何ひとりで終わらせちゃってるんだい?ウチのバニーはそんなに安い娘だったのかい?漢だったら 惚れました、娘さん下さいぐらい言えないのかい。初対面とかどうとかどうでもいいんだよ!それともなにかい?本当に白金貨でコマそうと思ってたのかい?」
ちょと待ってちょと待ってお兄さん~ラッスンゴレライどうすんの?
ゑ?終わってなかったの?この大兎様えらいおっとこまえやん。
これ即弟子入りして男前養成ギブスつけてバリバリいわさなあかんやつやで?
「いえいえ、コマそうと思ったことはいっぱいあるけど、銭でとは全く思ってませんでしたしお寿司ってまた変な事ユーてますよね。お名前もまだ聞いてなかったのでバニーのお母さん。バニーさん下さいとはまだよーゆわれへんけど惚れたのはその通りです。そしてほんまに一期一会と思たんで白金貨は娘さんに渡しました。以上です」
「最初からそう言ったらいいんだよ。漢は言い訳したりグダグダ言ったりしたら駄目さ。事情はある程度聞いたし、うちのバニー気に入ったんなら漢みせてくれればいいさ。1部屋と2食で1日5銀貨。ある程度前払いしたいなら1金貨もらっとくよ。この白金貨は返しておくからね」
「鷹王さん、お母さんこんな大兎だけど気に入った人には悪くする人ではないので許してくださいね。試すようなことになっちゃって。そしてさっきの『惚れたのはその通りです』というのは本当なんですか?」
「ほんまほんま、嘘無し天然果汁100%やで~いきなり惚れたとかよーゆわんかったのは事実やけど、決してコマしてポイとか銭でとかとちゃうんでガッツリ信用してほしいな~と」
「まだ変なこと言ってる気がするんですけどまぁいいです。
私に惚れたって言ってくれたんですし、これから宜しくお願いしますね」
キターーーーーーーカップル成立おっけぇ~終わり良ければ総て良しキタコレ
私的お祭りは終わったといったな?
ここからは公式祭ぢゃ