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三百枚書けるようになるお得な「小説の書き方」コラム  作者: カイ.智水
基礎篇〜右も左もわからないときは、まずは基礎から
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9. :今、小説はインターネットで読まれている

 皆様はいつもどのようにして小説を読んでおられますか。「紙の書籍」なのか電子書籍なのかブログなのかなど。

 その中でも現在利用が増えているのが「小説投稿サイト」です。

 その存在と攻略法の一端に言及致しました。

今、小説はインターネットで読まれている


 皆さんがお読みの本コラムのように、小説は今インターネットで読まれています。

『小説家になろう』『エブリスタ』『アルファポリス』『カクヨム』を含め、すでにいくつもの小説投稿サイトが稼働しており、それらはたいてい無料で小説が読めます。

「紙の書籍」は「すでに知名度のある書き手の新刊」か「自分が買った小説の続刊」が出ていれば買う程度です。

 しかも今どきの書店は書籍にビニールで封がされており試し読みもできません。内容の分からない紙媒体の小説を買おうと思う人はどのくらいいるのでしょうか。少し考えてみてください。

 社会人なら書籍代に月数万円の予算を割いてその中から賄うという方法もとれます。しかし現在とくにライトノベルの読者は概ね十代からの若い世代です。

 彼らには毎月のお小遣いがあります。でもお小遣いがあればスマホゲームに注ぎ込みたい若者が多いはず。

 とくにスマートフォンは維持費が高い。今までお小遣いは「娯楽費」だったのに今や「スマホ維持費」と化しているのです。

 だから「小説はスマホならタダで読めるから、スマホで読めばいいや」となる若者が今増えています。

 そんな現況下で「紙の書籍」を売るにはどうすればよいのでしょうか。

 その答えが各小説投稿サイトの運営方法にあります。




小説投稿サイトの存在感

 とくに雑誌を持たないレーベルのライトノベルについては、小説投稿サイトでスマホから無料で若者に読んでもらい、好評だったら「紙の書籍」として販売されます。『小説家になろう』や『カクヨム』なども基本的にはこの立ち位置のはずです。

 読み手はライトノベルを表紙買いしてつまらない作品に出遭わなくて済みます。出版社は発刊した小説で安定した売上が見込めるためバクチに出なくてもよくなるのです。ひとつのリスク管理法といえるでしょう。

 書き手も小説投稿サイトへ投稿した後はリアルタイムでどの作品がどれだけ読まれているかを把握できます。さらにブックマークに入れたり「いいね」を付けたりコメントを返してもらったりする機能が付いているのです。これらの機能により「このエピソードはつまらなかったのか」と反省材料にしたり、コメントで「こんなエピソードを書いてください」のようなリクエストが得られたりします。読み手・出版社・書き手の三方がまったく損をしない、いわゆる「三方一両得」の状態です。

 今はスマートフォンやPCから無料で小説を読む時代なのです。ここを見誤ると書き手として成功できないと思われます。




ネットではどの要素で選ばれるのか

「小説はネットで無料」が当たり前になっています。では読み手はどのようにして読む小説を選んでいるのでしょうか。

 多くの小説投稿サイトでは投稿した小説の属性を表す「キーワード」「タグ」が付けられるようになっています。オリジナルが読みたくても二次創作が読みたくても「キーワード」「タグ」で検索すれば候補はすぐに探し出されるのです。とても便利な世の中になっていますね。

 いくら「キーワード」「タグ」で候補の作品を絞ったところで、需要の多いジャンルには大量の供給がなされているのです。ここから手持ちの空き時間のうちに読みたい小説を選んで読むことになります。読み手はどうやって読む作品を選んでいるのでしょうか。



一.実績

 まず「実績(ネームバリュー)のある書き手の作品」を選びます。

 過去に読んだ小説が面白かったから続きや新作をチェックしたい。これは誰にでも当てはまりますよね。

 過去作がつまらなかった書き手の作品を読もうと思うのは、周囲の評価が高いものに限られます。

実績(ネームバリュー)」はそれほど恐ろしいものなのです。

 つまらない小説を書き続けているようなら、しっかりとした小説が書けるようになった時点で「ハンドルネーム(ペンネーム)」を変えましょう。「実績(ネームバリュー)」で評価が左右されにくくなるはずです。



二.表紙

 次に、表紙がある場合は「表紙」が重要です。

「紙の書籍」が全盛だった時代でも、買う・買わないの基準は「書き手」のネームバリューと「表紙」がツボにハマっているかではありませんでしたか。

 今のようにビニールで封がされていなかった頃なら、名も知らぬ書き手であっても「表紙」に惹かれて書籍を手にとり、ページをめくって冒頭を試し読み。気に入ったらレジへ行く。この流れだったはずです。

「表紙」が読み手のツボにハマること。これはかなり重要な要素です。絵師さんとお付き合いのある方はその方に「お金を払って」表紙を発注しましょう。

「知人に絵師がいない」か「払う金がない」場合はスマホで風景を撮影し、そこにタイトルと書き手名を貼りつけたもので結構です。

「自分で描ける」場合はとりあえず描いて「表紙」にしておき、読み手の数が増えないようなら写真加工に切り替えればよいでしょう。



三.題名(タイトル)

「でも書店で『表紙』がわかるように平積みされている小説は、そもそも人気があるシリーズや書き手の作品だけなのでは」と思われますよね。

 そこでその次に重要となるのが「題名(タイトル)」です。

 小説投稿サイトの中には「表紙」が付けられないところもあります。『小説家になろう』『カクヨム』など。そういったサイトでは「題名(タイトル)」の重要性はさらに増すでしょう。

「紙の書籍」であれば棚差しされている書籍の中から「書き手の名前」と「題名(タイトル)」を見ながらあれこれ悩んでいました。「小説はネットで無料」の時代であっても、選ぶときは「題名(タイトル)」が必ず目に入ります。そこでいかに読み手を惹きつけるか。

 今は「長いけど内容に的確な題名(タイトル)」を付けるのが習わしとなっています。ご自身のよくお読みになるライトノベルはどのような題名(タイトル)でしょうか。「長い文字数」の題名(タイトル)が多くありませんか。それにはこのような理由があるのです。




投稿一回ぶんだけで痕跡を残すこと

 上記三点をクリアした小説は読み手に読み始めてもらえます。

 ここからは「書かれた内容」だけがものをいいます。試し読みしてくれた段階で合格ではありません。

 そこからフォロワーとリピーターをいかに増やしていけるのか。それにはしっかりとした「内容」が求められます。

 投稿一回ぶんだけで読み手の「心に痕跡を残せ」るか。笑いでも悲しみでも憤りでも萌えでもなんでもかまいません。「心に痕跡を残し」て「続きが読みたい」と思わせられるかどうか。

 それが読み手を増やして評価を高める唯一の方法です。この積み重ねでしか「紙の書籍」を出版する権利は手に入らないでしょう。




最後に

 今回は「今、小説はインターネットで読まれている」について論じました。

 携帯電話の半数以上がスマートフォンとなった現在。「スマホの維持費」にお小遣いが吸い上げられる搾取の時代です。そんな環境下でいかにして小説を書いてお金につなげられるのか。

 これからの時代で活躍したい書き手は、つねに考えておかなければなりません。

 意識すべき要素をしっかりとわきまえて筆を執りましょう。



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