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三百枚書けるようになるお得な「小説の書き方」コラム  作者: カイ.智水
事典篇〜剣と魔法のファンタジーの決まりごと
727/1500

727.事典篇:不死:レヴァナント

 今回は「レヴァナント」についてまとめました。

 主要なTRPGでは『D&D』にしか登場しませんが、コンピュータRPGを含めれば結構登場しています。

 今日は何本投稿できるかな。

事典【不死:レヴァナント】


レヴァナント

 霊体であったり動く死体であったりします。言葉は「戻ってくる」を意味するラテン語もしくはフランス語から来ているのです。レヴァナントは中世盛期のイギリスや西ヨーロッパ周辺で人気の物語で誕生し、物語の中で故人の復讐などの目的で復活しました。内容は吸血鬼などと共通する話が多い。

 中世の物語の中で共通するのは、死に戻る人間は犯罪者で、邪悪・虚栄心・不信心者として記述され、病気と関連付けられたのです。適切な対応として、遺体を掘り起こしたり頭断・焼却・心臓を取り除くなどが行なわれました。



 TRPG『Dungeons & Dragons』第五版では、レヴナント(「蘇った者」の意)は不当にむごたらしい最期を迎えた定命の者の魂から生まれます。己に不義をなした輩に復讐するべく両の爪は死のとばりをかき分けてこの世界へ戻ってきたのです。レヴナントは生前の自分の肉体に戻り、外見上はゾンビに似た姿になります。ですが、生気のないゾンビの目と異なり、レヴナントの目は復讐の決意に燃え上がり、復讐相手を見ればギラギラ輝くのです。本来の肉体が破壊されていたり、なんらかの理由で利用できない場合、レヴナントの魂は他の人型生物の死体に入り込みます。器となる肉体が誰のものであろうと関係なく、レヴナントの復讐の相手はそのレヴナントの正体に必ず気づくのです。

 レヴナントは1年以内に復讐を果たさねばなりません。復讐対象が死ぬか、1年以内に対象を殺しそこねた場合、レヴナントの体は塵となって崩れ去り、魂はあの世へ消え去ります。敵が強すぎて自分だけでは復讐できそうにない場合、自分の目的を果たすために役立ちそうな仲間を探すのです。

 いかなる魔法も、レヴナントに追われているクリーチャーを隠せません。レヴナントはつねに復讐対象までの距離と方向がわかります(たとえ復讐対象が別の次元界にいても)。復讐対象が死んだ場合、そのこともわかるのです。復讐の対象がふたり以上いる場合、自分にとどめを刺した相手を最優先に、一人ずつ順番に追い詰めていきます。レヴナントの肉体が破壊されても、魂は飛んで行って新たな器(=死体)を見つけ出し、狩りを続けるのです。

 レヴナントは空気、飲食物、睡眠を必要としません。

 自分のターン開始時ごとに(現在hpが0であっても)10hpを回復する。このレヴナントが光輝または火ダメージを受けた場合、次のターン開始時においてこの特徴は機能しません。このレヴナントのターン開始時にhpが0であり、かつ再生が行なえない状況である場合のみ、このレヴナントの肉体は破壊されます。

 アンデッドを退散させる効果を受けません。

 このレヴナントは肉体が破壊されても、魂だけで存在し続けます。24時間後、この魂は同じ次元界にある他の死体に乗り移ってこれを動かし始め、すべてのhpを回復するのです。肉体を失っている間のレヴナントの魂に「ウィッシュ」呪文を使うことで、この魂をあの世に送って復活を阻止できます。

 復讐対象が30フィート以内にいる場合は麻痺状態になるのです。この状態はレヴナントが目標にダメージを与えるか、このレヴナントの次のターンの終了時まで持続します。この麻痺状態が終了した時、目標は1分間このレヴナントに対する恐怖状態になるのです。恐怖状態になった目標は自分の各ターンで、恐怖状態を脱することもできます。





最後に

 今回は「レヴァナント」についてまとめました。

 レヴァナントは『D&D』に登場するクリーチャーであり、おそらく著作権も押さえられていると思われます。ただ「レヴァナント」という言葉自体はラテン語やフランス語にあります。よってあなたの「剣と魔法のファンタジー」に登場させたい場合は、形態だけを少し変えてください。




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