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三百枚書けるようになるお得な「小説の書き方」コラム  作者: カイ.智水
活動篇〜小説投稿サイトの世界へようこそ
621/1500

621.活動篇:SNSを活用する

 今回は「SNSによる宣伝」についてです。

 今SNS宣伝が最も効果的なメディアはどこでしょうか。

 拡散力の高いSNSを選びましょう。

SNSを活用する


 小説を書く人は、書くことそれ自体に夢中になってしまいます。

 プロであれば、書き手は書くことに専念しても作品は売れていくのです。

 しかしアマチュアは、書くことに専念しても作品は読まれません。

 この差はなんでしょうか。




アマチュアには営業がいない

「プロの書き手」は出版社と契約して、小説は担当編集さんと二人三脚で作り上げます。

 そして出来あがった小説は出版社が宣伝してくれるのです。つまり営業さんがメディアにプロモーションしてくれます。だからプロは執筆だけに専念していればいいのです。

 しかしアマチュアには営業さんなんて付いていません。書き手自身がメディアにプロモーションする必要があります。

 しかし新聞や雑誌などのいわゆるマスメディアにプロモーションするだけのお金なんてアマチュアにはありません。プロモーションしたとしても、読んでくれるには小説投稿サイトへ来てもらう必要があります。

 であれば、あなたの小説をプロモーションしたいと考えたら、紙媒体のマスメディアで行なうよりも、インターネット上で行なうべきです。

 インターネット上でプロモーションを行なうにはどうすればよいのでしょうか。


 まず考えられるのが、あなたの公式Webサイトを持つことです。しかし現在書き手が公式Webサイトを所有していても、ウェブ検索までしてあなたのWebサイトにやってくるなんてことはまずありえません。

 次にウェブログつまりブログを持つことが考えられます。こちらは公式Webサイトよりも安価で運営できるのです。ただしこちらも検索してまでブログを読みにくるかと言われると難しいものがあります。

 つまり公式Webサイトもブログも、もはや過去のものなのです。

 現在はWebページやブログを持たなくてもプロモーションできます。

 どこでプロモーションすればよいのでしょうか。

 それがソーシャル・ネットワーキング・サービスつまりSNSです。




mixi

 日本で初めての招待制SNSサイトが『mixi』です。

 今でこそ自由にアカウントを取得できます。しかし当初は知り合いがアカウントを持っているときに、その人から招待されて初めてアカウントを取得できたのです。

 この「招待制」によって気心の知れた人が集まりやすく、宣伝効果がひじょうに高かった時期があります。

 多くの人が『mixi』のアカウントを取得し、国内SNSでは最大手となったのです。

 しかし現在『mixi』は凋落の一途をたどっています。かつての栄光は見る影もなく、ほとんどのユーザーがアカウントだけを残して他のSNSへ移行しているのです。

 ですから、現在プロモーションの手段として『mixi』を使うのは意味がなくなっています。




Twitter

『Twitter』は誰でも気軽にアカウントが取得でき、ハンドルネームを用いれば匿名で情報発信できます。ブロックやミュートをされていないかぎり、検索をかけることで全世界の人があなたのツイートを読むことができるのです。

 クリエイターとして活躍したい方はまず『Twitter』からプロモーションを始めてください。

 アマチュアのときから本名を出して宣伝するのは、詐欺や本人特定などの危険性が高まるからです。

 Webページやブログを持っている方も、更新した情報は『Twitter』でつぶやきましょう。現在『Google』検索でネット小説を探す人は減っており、代わりに『Twitter』検索で探す人が増えています。

 ツイートするとき「ハッシュタグ」を必ず用いましょう。「ハッシュタグ」とは「#」で始まる文字列のことです。「ハッシュタグ」検索をすると、「ハッシュタグ」の付いたツイートの一覧が取得できます。

 ですから『小説家になろう』に投稿したら、最新話のページから『Twitter』アイコンをクリックして『Twitter』へ投稿するクセをつけましょう。その際自動的に「#narou」のハッシュタグが付きますので、それだけでもかまいません。私は念のため「#小説家になろう」というハッシュタグも付けて投稿しています。

 これは『小説家になろう』に興味がある程度の人にも読んでもらいたいなと思ってのことです。単に「小説が読みたいな」と思っているだけの人で、とくに『小説家になろう』の作品が読みたい人にハッシュタグ「#narou」は知られていません。だから保険をかけてハッシュタグ「#小説家になろう」を付けるようにしています。

『ピクシブ文芸』に投稿して『Twitter』アイコンをクリックしても、初期ハッシュタグは「#pixiv」だけで、小説であることがわかりません。そこで別途ハッシュタグ「#ピクシブ文芸」を付けるのがマイルールです。

 ただし『ピクシブ文芸』の存在自体がいまだ有名ではありませんので、ハッシュタグ「#小説」も付けておいたほうがよいかもしれません。

『カクヨム』『エブリスタ』など他サイトであっても、ハッシュタグを使って『Twitter』でプロモーション・ツイートをするようにしましょう。




Facebook

 実名登録制のSNSであり、インターネットの初心者には手が出しづらいSNSとも言えます。実名でのやりとりですので、個人を特定されながら小説を読んでもらうことになるのです。とくに小説投稿サイトでハンドルネームを用いている方は、実名がバレることになります。ハンドルネームで『Facebook』を活用している方もおられますが、基本的には規約違反であることを留意してください。

『Facebook』は実名でやりとりしますから、「プロの書き手」になったときはプロモーションで大きな力を発揮します。「プロの書き手」であればペンネームでもアカウントを取得できるからです。

 それ以外は長文が扱える特徴がある『Twitter』といったシステムです。

 個人情報の壁さえ越えられれば宣伝効果の高いSNSだと言えます。




Instagram

 基本的に写真を投稿してシェアしあうSNSです。運営は『Facebook』が行なっています。俗に言う「インスタ映え」する写真を撮り、コメントにネット小説のプロモーションURLを書いておけば、多くの読み手を得られるでしょう。

 ただしスマートフォンのコメント入力欄にURLを書き込むのが難しいので、あまり一般的に用いられていない手段ではあります。

 それだけに目立ちやすいので、「ハッシュタグ」を付けておけば宣伝効果は抜群です。

 すでにスマートフォン全盛の時代。とくに『Instagram』の拡散力は『Twitter』を凌駕するほどです。これからのことを考えれば、ぜひとも『Instagram』でのプロモーションにも力を入れましょう。




LINE

 基本的にグループ内にいる友達・仲間内でリアルタイム・チャットをするためのSNSです。身内にしか情報が広まらないため、SNSの中で最も拡散力が弱い。

 とくに身内にしかプロモーションできないというのは、あなたの書いた小説が知り合いに読まれることになるので、文字どおり「身内に恥をさらす」ことになりかねません。

「プロの書き手」になれば、周囲はあなたが小説を書いていることを知っています。だからLINEでプロモーションしようとするなら、プロになってからにしましょう。




ペンネームのアカウントも作って活用する

 本人アカウントはあなたの日常を書けばいい。そのアカウントで小説投稿サイトの作品をプロモーションすると、個人を特定されやすくなります。日常と執筆を切り分けることで個人が特定されづらくなるのです。

 だから本人アカウントと執筆アカウントは別にして切り離しましょう。Macではアカウントの切り替えが難しいので若干問題はありますが。

 執筆のアカウントを別途作り、小説のプロモーション専用にするのがSNSの賢い使い方です。

 日本のSNSでは匿名性が重視されます。とくに日本で『Facebook』が伸び悩んでいる要因は「実名登録制」であることに起因すると言われているのです。

 だから、現時点においては本人アカウントと執筆アカウントは別にすることをオススメします。




最後に

 今回は「SNSを活用する」ことについて述べました。

 現在プロモーションで最強のSNSは『Instagram』と『Twitter』です。

 スマートフォン所有者なら『Instagram』の拡散力が強く、パソコン所有者なら『Twitter』で検索するのが手っ取り早くて拡散力もあります。

『Facebook』『LINE』は「身内バレ」する可能性が高くなりますので、プロになってから用いるようにしてください。

 SNSでプロモーションをするなら「ハッシュタグ」は必ず付けてください。「ハッシュタグ」のない投稿はプロモーションにはなりませんので注意しましょう。




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