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三百枚書けるようになるお得な「小説の書き方」コラム  作者: カイ.智水
基礎篇〜右も左もわからないときは、まずは基礎から
33/1500

33. :流行りを押さえる(中略あり)

【注意】

 今回も『pixiv』『ピクシブ文芸』向けの内容なので、相当部分を割愛しております。

――――――――

『pixiv小説』は二次創作がランキングを席巻。しかも『ピクシブ文芸』は『pixiv小説』利用者が流れてくるのみ。『pixiv小説』に二次創作作品を投稿して知名度を上げていかなければオリジナル小説では戦えません。どの二次創作を書けばいいのか。それを知ることは「流行りを押さえる」ことにつながっています。

流行りを押さえる


 とくに『pixiv小説』は二次創作の小説が流行り(トレンド)です。『pixiv小説』でトップランカーを目指したいなら二次創作を書くしかありません。二次創作でランキングに載るようになって初めてオリジナルを書けば読み手に受け入れられます。ランキングでトップテンに入れればの話ですが。それ以下のランクならとにかくトップテンに入るまで二次創作を書きまくりましょう。


〜(中略)〜




人気のキーワード・タグを事前に調べる

 まずランキング上位の作品が使っている「キーワード」「タグ」を調べましょう。

 その中でも頻出するものが今流行りのものになります。


〜(中略)〜




知らない作品は原典を当たる

 人気のある「キーワード」「タグ」で自分の知っているオリジナル作品がない、という場合もあります。その場合はお金を払ってでもその作品について情報を収集しましょう。できれば原典を買うことをオススメします。

「紙の書籍」または電子書籍を必ず買ってすべて読むことです。さらにアニメ化されていれば、レンタルビデオ屋で貸出があれば借りてきてすべて観てもいいです。書籍もビデオもできれば新品を購入して原著者にお布施する心構えを忘れないでください。原著者への尊崇(リスペクト)がなければなりません。

 とにかくトップランクの作品を知ろうとする努力を払ってください。その執念があれば、書き進めていくうちに生じてくるたいていの障害はたやすく乗り越えられるでしょう。




お金がないなら

 いや原典小説を読む時間もアニメを観る時間もない。そもそもそれに費やすお金がないよ。という方もおられるかと思います。その場合は小説投稿サイトのランキングに載っている作品をすべて読み込んでください。こちらは元手が要りません。登場人物とその性格や性向、注目される人間関係(カップリング)、舞台設定などはある程度見えてきます。そして同じテンプレートを原典に持つ複数の作品をたくさん読めば共通項がわかるようになり、統計学的に原典に近いものが朧げながら見えてきます。

 それを踏まえて小説を書けば、それなりの作品にはなるはずです。




キャラとカップリングの需要を知る

 「キーワード」「タグ」は読み手が読みたい小説をピンポイントで探し出してくれるためのツールです。うまく使いこなせばより多くの人に作品を読んでもらえます。インターネットやスマートフォン時代の小説投稿サイトはこの「キーワード」「タグ」で優劣がはっきりと出るのです。適切な「キーワード」「タグ」を付けて読み手をホイホイ誘い込むのがネット小説を攻略するうえで最大の要点となります。





最後に

 「流行りを押さえる」という行為は商業デビューをした後でも必ず生きてくるはずです。時流を読めずに独りよがりの作品を書いたところで、時代が求めていないのですから売れるはずもありません。つねにアンテナを張り巡らせて売れる要素がなにか、他人より先に見極めるのです。

 たとえば現在「アイドルユニット」が登場するアニメが連鎖的にヒットを続けています。女性ユニットでは『けいおん!』『THE IDOL M@STER』『ラブライブ!』『マクロスΔ』『BanG Dream!』の順ですね。男性ユニットでは『うたの☆プリンスさまっ♪』『SHOW BY ROCK!!』『ツキウタ。THE ANIMATION』『B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス』と乱立してきました。

 これらの作品がヒットしたのは、先駆者がヒットした要因つまり時流を読んでフォロワーに回ることで安定した人気を確保しようとする供給側の戦略によるのです。

 小説でもそれは変わりません。時代を代表する(とが)った作品が大ヒットすれば、その作品のフォロワーが現れます。もちろん先駆者が最もおいしいところをさらっていくのですが。それでもフォロワーにもそれなりの受け手がつきます。安定した売上を維持できるというのは「時流を読む」ことに長けた書き手であるということでもあるのです。




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