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日常の朝 後編  作者: TKN
1/1

通学、学校に間に合うのか?

慌てて自転車に飛び乗って、急加速した、家の前の坂、500メートルを一気に駆け下りる。今日は、向かい風だ、思ったほどスピードが出ない。それでも時速40キロ以上は出ているだろう。坂を下って、中学の時の友達とすれ違った、僕は余裕を装って自転車のベルを鳴らし手を振った、友達も僕に手を振り返す。本当はこんなやりとりをする余裕さえ無かった、自転車を漕ぐスピードをさらに上げた、余裕そうに通学する中学生を横目にして自分の中学時代を懐かしむけどそんな余裕はない。ついでに僕の家からかなり近い進学校を受験せずに大して面白くなくて、遠い普通校を受験したのか終わった出来事にイラつきながら、

最初の横断歩道に着いた。信号は赤信号だった。急いでる僕に信号を待つ余裕は無い、赤信号の横断歩道を突っ切った。鳴らされるクラクション、横切った車と衝突しそうになった。その距離あと30cm位、内心とてもほっとした。でもまだ安心とは程遠い、学校も程遠い、事故してもおかしくないくらいに僕の運転は荒かった2個目の赤信号も当然無視だ。車の通る大通りを無理やり横切って、3個目の赤信号が近づいてきた、少し休憩しようとか思って、自転車を止めて腕時計を見ると8時17分、慌てて自転車を急発進させる、まだ学校まで半分以上の距離があるのに、こんな時間本当にマズイ、最大のピンチだ、もう体力は限界だったと思う僕にとって遅刻するものかという意地だけが自転車を漕ぐ原動力だった。 僕はブレーキを一回もかける事無く自転車を漕ぎ続けた信号も全部無視した。そのかいあって学校に着いたのは8時28分だった。まだ安心するのは早い。教室に8時30分のチャイムまでに着席しないといけない。 自転車を止めて鞄を抱えて猛ダッシュする。乱れた髪も気にならない、教室に着席するのと同時にチャイムが鳴った。 ようやく安堵した。 その後のホームルームで信号無視する生徒の苦情がきていたと知って自分のことだと思ってヒヤヒヤしながら僕の日常は始まる。 日常の朝 後編 完

2回目の投稿です。 高校生の日常をテーマに短編と日記要素を入れて完結させずに続けて行きたいです。

そろそろ本格的な長編も書いていきたいです。

感想やアドバイスよろしくお願いします。

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