無邪気色
透き通った氷のように
ガラスのようにもろくて
そっと手の平で 包み込む
何にも汚されていない
清澄な無邪気色
いつまでもそのままで
仄かに懐かしき 無邪気色
幼き頃の 無邪気色
今のボクたち
まだ 残っているよね?
ココロの奥底に眠ってる
いつの日にか
見付けられるのを
そっと 待っている
穢れ無き 静かな想い
――ココにいるんだよ
――ココにいるんだよ
ささやきが そっと届く
あなたにもわたしにも
誰しも無くさぬ
誰しも忘れ得ぬ
微かな痛みの 無邪気色