時速3000kmでの移動
はい、五個目です!
と言うことで気づいている方もいるかもしれないんですが、システムZEROことレイの言っていることは『』の中の言葉です、んで、「」が彼方やその他の一般人、そして今後更なる登場人物も…
もし改善してほしいことがありましたら、気軽に感想欄でお知らせください!
……さて、さっきの時速3000km出せるっていうのは一体……
『そうですね…説明するよりは体感してもらった方がいいかもしれません。
『…会いにいきたい方の方向はわかりますか?』
「そうだね、大体の方角は。」
『そうしましたら、『身体強化』と念じてみてください。』
……身体強化!
ブワァ……
……!?なんだこれ、体がめっちゃ軽い!
『それが身体強化の効果です。対象者の魔力適正に比例して効果は大きくなります。』
……彼方様の魔力適正クラスSSSなんですよねぇ…
「うん?なんか言った?」
『いえなんでもありません、』
『その状態でいきたい方角に全力で飛んで見てください。』
…行くぞ…
……ッドォォオオオオン!!!!!!
ーーーーーーーー東京湾上空ーーーーーーーー
………な、なんだコレェえええええ!?
一瞬にして東京:新宿から東京湾!?
この調子だと数分後には親の家着くぞ!?
『これが今の彼方様の身体能力です。今は身体強化していますが素でも時速60キロは出せるかと。』
人間辞めてるなぁ…
…………到着っと……
本当に3分たらずで千葉に来ちゃったよ…
さて…親は無事だろうか、
……えっと確かここら辺が親の家だったな……
…やっぱいないか…いや、なんとなく想像はできていた、自分で言うのもなんかアレだがうちの親は優秀なのだ。多分既に避難していると思う。
避難場所...行ってみるか…
…………ドォオン!!
……やっべ、力加減ミスった…
……とりあえず親を探すか…
「父さーん、母さーん?」
……いない…のか?
いや、まだ別の避難…
「「彼方!?」」
!?父さん母さん!?
「か、彼方…なんでここにいるんだ…?」
「そうよ…あなた東京にいたはずじゃ…?」
「えーと…色々説明したいんだけど、端的に言うと俺なんか身体能力が上がってるみたいで…東京からここまでジャンプしてきた…って言っても信じられないか…」
父「……いや、信じるよ、意味は分からないけれども...けどそれはいいとしてお前無事だったのか…?」
……心臓を抉られた…って言ったら絶対に心配されるだろうな…
「う、うん、傷とかはなんもないよ!とにかく確認だけしにきたんだけど…」
ギャォオオオ!!!!!
!?この声はまさか!
「……やばい!彼方、こっちへ来い!魔物だ!」
「……レイ、でいいかな、システムZERO、俺にあの魔物たちは倒せるか?」
『……魔物の脅威度を推定……完了、推定ランクCランク、十分に討伐が可能です。」
………いけるか、
「父さん、母さんは隠れてて!他の人たちも!」
「…まさか戦うつもりか!?無理だ!危険すぎる!」
「いや、俺ならいける!そこに隠れてて!」
インパクト!!
ッドォォォン!!!
「「「!?」」」
「見ての通り俺は魔法が使えるんだ!だからこの魔物たちは任せて!」
父「……よくわからないが…今は彼方に任せることにしよう…」
ーーーーーーー数分後ーーーーーー
『……魔物の生体反応の消失を確認…この場の魔物は全ていなくなりました。』
「了解、ありがとうレイ。」
「皆さーん、もう出てきても大丈夫ですよー!」
ーーーー避難所のみんなの脳内ーーーー
「「「「こいついったい何者だよ」」」」
『....って思ってるでしょうね…』
「まぁいきなり東京から千葉に来て魔物倒して行ったらそりゃね...」
『あ、管理者様より依頼です、次は北海道札幌市のダンジョンに向かって欲しいと。』
「了解、ここから俺の脚力でどれくらいかかる?」
『……計算完了…約17分ほどですね、』
「まぁいけるか…父さん、母さん、そしたら俺ちょっと用事できたから行くね、」
父「……なんかとんでもないことが聞こえた気もするが…とりあえずなんか事情があるんだろう、わかった、行っておいで。」
母「いろんなことが起こりすぎて状況が飲み込めないけど…とにかく怪我だけは気をつけてね… 」
「はーい!それじゃいってくるねー!」
身体強化!!
「安全のため少し離れておいてー!」
……よし、出発!
ッドォオオオン!!!!!
避難所一同「「「「あいつ一体何者だよ…」」」」
と言うことで親がいる避難所を魔物から助け、次は北海道へと向かう彼方…北海道といえばもしかしたら、今作のヒロイン候補に会えるかもしれませんね…やっぱこう言うの書くのは楽しいですねぇ…
と言うことで次回、彼方北海道へ行くの巻、乞うご期待!!