解るには100年早い
高校時代は理系でした
もともとギターアンプやエフェクターを自作してオリジナルな音を創造したかったのです
まあ、これも堺の包丁鍛冶屋職人の息子として職人気質を受け継いでいると思っています
それとは関係ないかも知れませんが語学が好きではありませんでした
社会科の分類は覚えればいいだけのことが多かったので割と好きでした
語学でも漢字の書き取りなんて答えが決まっているので苦痛ではありませんでした
今から思えば語学は生きているので、うまく対応できなかったのかも知れません
英語もそうなのですが、理系であれ受験に英語は必要だったのが想定外でした
今の大学入学共通テストの原型が私が受験した共通一次試験でしたが、そこに英語があるのは仕方がないとして、各大学での二次試験にまで英語があるのはショックでした
また、この国の言葉を学習する国語ですが、漢語は中国語由来とはなから割り切っていたので覚悟は決めていたのに対して、古典(古語)はほんと苦手でした
何かどこか遠い地方の方言を勉強している気分になっていました
実際都の古語だったのかもしれませんが、言い回しとか本当に解りにくいと感じていました
その古典の中で当時は必ず学習するのが清少納言の「枕草子」という随筆です
これは古典ですのでこのサイトの二次創作としての投稿の規定違反にはならないと思っています
その中から暗記させられたのが冒頭「春はあけぼの」から始まる第一段ですね
この中で妙に記憶に残っているのが「いとをかし」という表現です、現代大阪弁で言うところの「めっちゃええねん」ですね
解っていてもこの言葉には何がおかしいねん?と大阪人のつっこみを入れていました
この随筆(随筆とはエッセーのことであるのを今知りました、自分が書いているくせに知らいないとは・・・それぐらい国語力が弱いのを改めて自覚しました)は約1000年前の平安時代中期に書かれた作品らしいです
春はあけぼの・・・春は明け方がいい・・・
山際がだんだん明るくなってくるのがいいねぇ、雲がたなびいているのもいいねぇ
我が家は東側にあまり遮るものがなく信貴山が見えるのでこの情景は見えます
ただ、最近はPM2.5だとか黄砂がすごい季節で霞んでいることもあるんですよね
夏は夜・・・夏は夜がいい・・・
満月は綺麗だねぇ、新月で暗くても蛍が二~三匹飛んでいたりしたら綺麗だねぇ
雨が降っても風情を感じられるねぇ
満月はほんと値打ちがありますね、新月では本来は暗い空のはずなんですが、大阪なので星も見えないくらい明るくなってしまったようです
ましてや蛍なんて生まれてこの方自分の住んでいるエリアで見たことはないですね
雨も最近は暑すぎて窓を閉めてエアコンかけているので気付かないこともあります
秋は夕暮れ・・・秋は夕暮れがいい
夕日が山に沈もうとしている時にカラスが数羽ねぐらへ向かって飛んでいるなんて情緒があっていいねぇ
さらに雁なんかが連なって遠くを飛んでいる姿なんて最高に趣があっていいねぇ
日が暮れてから、風の音とか虫の音が聴こえてくるなんて言うまでもなくいいねぇ
我が家は西側に山はないのでこの感覚は解らず妄想でしかないのが残念です
カラスは朝から電信柱の上にたむろしてゴミを狙っていることが多いし、雁にいたっては見たことがないです
日が暮れてからの風の音や虫の音はかろうじて聴くことができる大阪市内のはずれではあります
冬はつとめて・・・冬は早朝がいい
雪が降ってたりしたら言うまでもなくいいねぇ、雪が降って無くても霜が降りてうっすら白い風景があったり、まあそうでないとしても、とても寒い朝に火をおこして炭を各部屋に持ち運び廻る風景なんてこの季節にふさわしいなぁ
でも、昼頃になって寒さが緩んできた頃には、炭が灰になって白くなっているのは見てくれが悪いねぇ
さて、私はこの冬の節が理解できない無粋な人間です
冬は早朝がいい・・・ええ?
寒いですよね?布団から出たくないですよね?目覚ましのスヌーズを何回止めることでしょう
まあ、雪が降っていたら子供じゃないけど嬉しいですけどね
何も好んで早朝でなくてもいいと思います
霜が降りていたら、こりゃ寒いわ!とさらに動くのが嫌になります
何より現代では火をおこして炭に火をつけて各部屋に配るということをしないですね
もう、タイマーで予約暖房しているとか、ファンヒーターで一発暖房とか、床暖房もとても暖かいし、何と言っても伝統的な炬燵は私を虜にして離してくれないですね
早く暖かい季節になってほしい!
日々そう願いながら日々寒さに耐えている冬です
日々の暮らしが違いすぎて解らないのです
解るには100年かかるかも知れません
でも、実は1000年遅かったんだと気付きました
それが解ったのでいとをかし




