↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/46

番外編 SS 闇夜の逃亡者



「たぁくよー、ちぃーとばかし長居しちまったかな」


俺は夜の街道を、灯りもなしに走っていた。


1キロメドルほど後方には、魔導具の灯りをぶら下げた馬車らしき影が揺れる。


「かぁ〜。やっぱり追っ手がかかるよな。もう来やがったぜ」


街道を外れ、茂みに身を隠す。


「お前ら間抜けが、何人来ようが捕まるかよってな「暗闇」」


追っ手の馬車から、男四人が姿を現す。


「この辺りで影が消えた。森へ入ったな。探せ」


ご苦労なこった。お前らには姿はおろか、気配すら気付けねーよ。

間抜けどもを見下す。



〜〜〜



「だめだ、エンツォ。何も見えやしねぇ」


「こっちもだめだ」


「仕方ない。戻ってメディツ様に報告だ」



〜〜〜



「金の切れ目が縁の切れ目ってな。急に金払いが悪くなりやがって」


追っ手を撒いた俺は、「夜目」を使って走り続ける。


「地下牢に繋がれた、ドワーフも連れ出せれば、ロルロン様も喜んだろうが。しかたねぇ」


ふと不気味な朱色に染まる月を見上げる。


「月まで俺を呪いやがる」


どこまていっても呪い漬けか。


フィレンツ街を抜け出し、夜を徹して走り続ける。


南へ向けて。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。