〇番外編 少年と仔猫5
虹色ジージーゼミが黒煙にかわります。
「何か落としたぞー」
ニャンタにかけ寄ります。
「ニャフ〜ン♪」
足元に小さな壺があります。
前脚で床をペシペシ叩きます。
ドヤ顔アピールです。
「ニャンタは良くドロップするなー、偉いぞー」
ニャンタをモフります。
ゴロゴロいいだします。
「でもこれ何だー」
小さな壺を手にとります。
フタ付きの茶色い壺です。
手のひらサイズです。
「あとで見てもらうかー」
逆三角形型のポーチに入れます。
「ニャンタ休憩しよう」
小さな窪みに移動します。
「氷水」
手をよく洗います。
ポーチからお皿を二つ取り出します。
木製の浅いお皿です。
「鳥肉一つと「氷水」」
ニャンタの好物、ペムペム鳥です。
森で「ペム〜ペム〜」と鳴くおかしな鳥です。
冷たいお水も添えます。
僕もバタークッキーをだします。
香ばしい匂いがダンジョンにひろがります。
「いただきまーす」
「ニャフー」
二人でティータイムです。
ペムペム鳥とバタークッキーの匂いにつられて、黒色ジージーゼミがよって来ます。
「あげないぞー「氷結」」
黒色ジージーゼミが、頭から落下します。
とどめを刺すのは後回しです。
〜〜〜
使った食器を洗います。
ポーチにそっとしまいます。
「ニャンタ、やるぞー」
「ニャフー」
黒色ジージーゼミ狩りを再開します。
狙いはレアポップする、金色ジージーゼミの羽根です。
レアが出るまで狩り続けます。
レアを倒したら休憩するのが、二人のペースです。
次のレアポップまで元気に頑張ります。




