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人物紹介Ⅲ
――エノク主教――
エルメシア教の主教。65歳。
聖塔の管理をしながら、来る〈聖声の儀〉に向けて備える。
崇拝する女神エルメシアに深い関りを持つ聖女は庇護する対象。
――ロベルト・イヴール・ソーン伯爵――
ソーン伯爵家の当主。50歳。
セントレイピア王国に巣食う悪徳貴族の代表格。
目的のためなら、手段を選ばずにどんな卑怯な手も使う。
一人息子を溺愛。妻とは離縁している。
――ダミアン・バド・ソーン――
ソーン伯爵家の嫡男。19歳。
普段は誠実な好青年を装っているが、本性は卑劣漢。
スレイヤーズギルドなる組織を結成し、金銭を見返りに聖都近隣のモンスター退治を請け負っていた。
宮廷剣術を習得しているが、その力を己の欲望を満たすために振るった。
――バスチアン・フフール・コリアンダ――
コリアンダ伯爵家の次男。12歳。
貴族の息子でありながら、天真爛漫で笑顔の絶えない性格。
兄を尊敬しており、剣の訓練を要望するが本人に才能はない模様。
ヴァリアント事件を契機に、聖女にガチ惚れ。




