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坂本龍一 を聴きながら 今、書いていますが……、
……人は、……欲を持つ生き物です。……でも、……だからこそ、……と、言うのか、……で、あればこそ、……と、言うのか、……でも、だからこそ、『欲を制御しなければならない生き物でもあります』……そうしなければ、……いつしか欲に振り回されて、……人としての本性そのもの、……といえるものか、何と表現するかは……自己流となってしまうのですが、私自身の表現であるところの人間性を失ってしまうと私は考えます。
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……人は、人であろうとする時、人間性を保つ為に欲に対して制御する気持ちを持たなければならない。
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……私は、……これは人の絶対だと考えています。
……私は、思います。
……人は、……どこか、欠けている方が、……人らしく在れるのです
……それは、……どこか、哀しい事実でもありますが、……何か、……どこか、……欠けている。……だからこそ、……目の前のあなたは、あなた自身として、人として在れる
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……衣食住が満ち足りて、世界がどこまでも美しく見えて、目の前のあなた自身に、あなた自身が満足出来るだけのあなた自身を表現出来る術と才能を持ち合わせていて、目の前のあなた自身が周囲の環境や、人との関係、あなた自身に対して全てが美しい、満ち足りていると満足出来ていたとしても
……目の前のあなたはきっと、ずっと何かを求め続けるでしょう
……それは日常の物足りなさで……あったり、実は少しずつ降り積もっている何か言葉に出来ない不満であったり、不安の原型であったりするかもしれない
……目の前のあなたは、……それは、何故だと思われますか……?
……私はその現象に対して、……こうした答えを持っています ……目の前のあなたが納得して下さるかは……別として……これは、私自身の答えの一つ、思考の選択の一つである、それ、に過ぎませんが……
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……それは、目の前のあなたが、今の現状に満足しているとそう思われているからこそ生まれる、それ、です
……考えてもみられてください。目の前のあなたが、日常の中で、不安や恐怖や、不平不満で心をいっぱいにしていたのなら、目の前のあなたは、他の何かを思考出来る余裕を持てるでしょうか……?
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……つまり、私は、思考します
……人は、哀れであり、
……どんなに現状に満足しようとも、どこかで欠けていなければ満足を埋められない生き物です
目の前のあなたも、……そして、私も。
……ですから、……発想の転換をしましょう。……人は、元々欠けているのだと。
……それが、目の前のあなたであり、私であるのだと
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……私は、仏教の思想など全く勉強したことも無いので詳しくは無いのですが、……そういうことを思う度に、仏教の思想の在り方と少しだけ重なるように思えてしまいます
……仏教では、私の見る限り、どうも修行という名目で、……人の欲を極限まで削り落とした状態で敢えて過酷な環境に自らの身を置くことで、身を清める、……精神を清める、……というような行為、ふるまいを行うでしょう……?
……そういった姿を目にしていると、……思うのです
、ああ、この方々も、……きっと、発想の転換をしているのだ……と
……そう、ああ、この方々も、……きっと、発想の転換を行っている
……それは、……きっと、……人の欲深いところの根の……リアル、で、あるのだと