第6話 魔術発動!
「あっ来たんだ。もう少しで始まるよ。といってもこの世界では現実の3倍の速さだからもっとかかるけどね。」
「今、3倍といったのか!」
「何に興奮しているのかはわからないけどそういったよ」
ますますわからない、こんな技術どうしてネット上に上がってないんだ。すこしは影があるはずなのに。
しかし、ゲーマーな俺にとって大事なのは効率が3倍と言う事だ。
その間他愛のない話をして過ごした。
プレイヤー検索機能や色んなことがわかった。
「ステータスの見方はわかるね。そうステータスというだけさ。いまのステータスを見てごらん。」
「ステータス」
ユート
Lv6
HP110
MP10
ST20
STR45
VIT1
MIND1
AGI45
DEX1
LUK10
ステータスポイント30
リアルスキル
獣性因子Lv2
スキル
鑑定Lv1 魔術Lv1 調合Lv1
刀Lv1 ジャイアントキラーLv1
「なっ!スキルが増えてる。」
しかし、リアルスキルには驚いた。そこまでわかるのかと。しかし、このことは言わないでおこう。それにこの体質更に進化するとでもいうのだろうか。
「それは君があの猪と戦って得たものさ。」
「でもここはチュートリアルだろ?そんなの有り得ない。」
「だれがスキルを得られないと言ったんだい。ここはチュートリアルさ、でももうここは世界の中スキルはとれるにきまっているだろう。でも凄いよここだとスキルの取りづらさが上がっているから。格上を倒すことで取れるジャイアントキラーは兎も角、刀はかなり振らないと手に入らないからね。そこは誇っていいよ。そろそろ時間だね。君の行く末幸運を。」
そう一方的に言われ自分は噴水のある広場に立っていた。
さてと詩織を探さなくては。といってもプレイヤー検索機能で探すだけだけどね。調べようとすると検索画面になった。プレイヤー名はいつものものだって聞いているし、オリカと。
そうオリカがいつも詩織が使っている名前だ。
案外近くにいた為声をかける。
「おーいオリカー。」
「あっ、お兄居たんだ。」
「探し出しただけだ。」
詩織、いやオリカは金色の髪に赤の目をしていた。それ以外はいつもの美少女顔であった。髪は伸ばしてあり、いつもしばってあるのだが少し新鮮な気持ちになった。しかし、何故か光の玉が浮いていた。
「お兄まずはギルドに登録する。そして武器を買う。わかった?」
「わかったわかった。まずギルドに向かうだな。じゃ行くか。それより何故光の玉が浮いているんだ。」
「魔術。MPを少しでも増やす為。」
「じゃ俺もやるか。」
魔術Lv1のおかげで知識が少しある。それによると魔力もといMPを感じるのが大事らしい。目を閉じて感じてみる。血液みたいに流れているのがわかった。それを動かす。それがかなり難しい。少し意識が乱れると崩れる。数分したらなんとか意識を集中しなくてもできるようになってきたからそれを繰り返す。基本はこれだ。そして意識するだけで簡単に動かせるようになったら、魔術の構成陣を思い浮かべてその形に魔力を整えるそうすることでやっと魔術が使える。
「しかし、魔力を動かすの難しくないか?」
「むふふふ。私はβ版の参加者、もう慣れてる。魔術は努力しかない。頑張って。魔術使えるようになるのが先かギルドに着くのが先か競争。」
そう言い手を繋いで歩く。
その間づっと魔力を動かし続けた。歩き始めて数分後の今では早く動かせるようになっていた。もうそろそろかな?
魔術の光玉の構成陣の知識はあった。
魔力を線にして、構成陣の通りにする。
1回目、失敗
2回目、失敗
3回目、成功
むずっ!どんだけだよ。
成功と同時に新しい魔術の知識が出た。
一応後でスキルを見ておくか。
「あっお兄できた?何回でできたの?私は2回。」
「俺は3回だった。」
普通はどれくらいなのだろうか。
「お兄、普通は100回越え。」
ナチュラルに心読んできたな。前よりうまくなってないか!?
「それほどでも。」
「褒めてない。」
「お兄、着いたよ。これが冒険者ギルド。」
そこには大きな建物がたっていた。
ギルド加入の予定だったのにー。( ;∀;)
スケールをでかくする為のファクターとして魔術の設定凝りすぎた!
没になった案はかなりあります。