第3話 決めろステータス!
そこは白に塗りたくられた空間であった。
「どこだここ。」
何もなくただ自分だけがいる。
「待たせたね。」
シルクハットを被ったウサギがいた。
「不思議の国のアリス?」
「違うよ紳士ウサギのピョンさ。」
ほとんど同じような気がするけど。
「キャラクターメイキングに入りたいんだけど。」
「それじゃまずアバターの外見を決めてね。でも、あまり現実とかけ離れた身長とかは無理だよ。動けなくなっちゃう。現実の身体を基本にするとかあるけどどうする?」
「じゃそれで。でも髪は白銀色で。」
たぶん詩織は金色だからな。
「目とかはどうするのさ。」
「じゃ、青色でいいかな。」
「こんな感じになるけどどうかな。」
マネキンが現れて自分の姿に白銀の髪に青色の目が映える姿になっていた。
「いいかな。」
「じゃステータスとスキルを選んで。どのステータスも一はあるから。あとHPは一レベルごとに10は上がるからMPは努力次第で上がるから。あとスタミナは動いて動いて動けば体力と同じく上がるから頑張って上げてね。MPもそうだから。でも、HP.MP.STも上げられるから。」
ステータスウィンドウが現れた。
No name
Lv.0
HP50
MP10
ST20
STR1
VIT1
MIND1
AGI1
DEX1
LUk1
ステータスポイント100
「これを振り分けるのか。そうだな。AGIとSTRの脳筋振りでいいか。」
そう有名な当たらなければどうということはないというやつだ。
あとラックに少し分けるか。
できたのはこちら。
No name 1000ゴル
Lv.0
HP50
MP10
ST20
STR45
VIT1
MIND1
AGI45
LUk10
「そういえばピョン?さんINTてないの?」
「あーそれはメタ的な話になるけど。INTて賢さでしょ。どうやってあげるんだよと言う話になるからMPの量で威力をあげれるようにしたんだよ。でも、それは魔術の場合だけれどね。」
なるほど確かに賢さあげるってどういうことだよとなるからな。
「スキルを決めなきゃね。ほいっ、その中から探して。3つえらんでね。魔術もその中にあるよ。」
そうして本を投げてきた。
「そういえばスキルってどう取るんだ?」
「あーそれはその動きを繰り返ししたりして取得できるよ。あとレベルが上がった時にスキルポイントが貰えるからそれでも取れるようになっているよ。あとスキルの所得制限はないから。」
先行組が有利過ぎないか、それ。
「後発組はスキルの選べる数が多くなってるし、経験値の上昇補正があるレベルまで高くなるから大丈夫さ。」
なら大丈夫だな。
本の中身はっと。
薄い。
はっきりそう思った。
何故なら
武器、生産、ぐらいしかなく、
特殊なスキルは鑑定、魔術、詠唱魔術。それだけなのだから。
魔術は魔術の知識が少しつくと言う仕様。詩織ぐらいしか使えなさそうだ。詠唱魔術は詠唱することで簡単に発動出来るというもの。しかし威力は一定とのこと。更に属性が選べる。逆に言えばその属性しか使えないということだ。一般的には正直これしか無いと思う。
一応武器を見るが剣、弓、槍、盾、投擲、など基本的な武器しかなかった。
生産も鍛治、裁縫、錬金、調合、など以下略。
その中から自分が選んだのは
鑑定、魔術、調合だ。
何故それを選んだのかはまず魔術によって自分の補助をしようと考えたからだ。鑑定、調合はポーションを作りまくって効率よくMPを上げようと考えたからだ。
武器は選ばなかったのか、だって?それに対応する動きをすればいいだけだから大丈夫。
それに、魔術使えるのか、だって?それは…難しいほうが燃えるじゃん。
名前はいつも使っているユートと。
よし、これで終わりっと。
「それじゃチュートリアル受けてみる?」
そんな爆弾発言をこのウサギはした。
まだ学生の身ですがこれからも宜しくお願いします。テストが近く投稿ペースが落ちるかもしれないですが宜しくお願いします。
次回、初戦闘となります。お楽しみに。