鉱山洞窟
「ここが、鉱山洞窟か。洞窟というだけあってやっぱり暗いな。」
「お兄。」
そういいつつ俺の袖にしがみついてくる。
やっぱりかわいいな。
さて、改めて見てみるか。
ゴツゴツとした崖の下にあるこの鉱山洞窟といわれるダンジョンと言われる場所。
そこに出てくるモンスターは暗いところでも大丈夫なように進化しており、数の暴力によってプレイヤー達を倒すらしい。
と言われても。
実際に見てみるとただの洞窟にしか見えないな。
奥は暗いし、多少の薄気味悪さはあるが、とくにこれといったものはない。
が、俺の勘はちゃんと機能しているようで中に嫌な予感がちゃんとしている。
「いくか。」
「ん、」
「明かりを忘れていたな、ここは俺が魔術を使うとするか。」
「お兄、頑張って。」
「《光玉》」
これで明るくなったな。
よし進むとするか。
コツコツと洞窟に足音が響く。
そして、足音は響いた側から奥の方の暗闇に消えていく。
どうやら他に足音が聞こえない所から他にプレイヤーはいないようだ。
さてとここらへんかな?
「どうだ?オリカ。」
「あった。」
そしてオリカはとある岩肌の所を指を指す。
「そこだな。」
そしてストレージと呼ばれるアイテムボックス的なものからツルハシを取り出した。
ここだな。
!
ツルハシを振り下ろそうとした時、いつものやな予感を感じ取り、オリカを突き飛ばす。
オリカがいた場所を軽く見ると何かが飛んで行った。
そこら中から気配を感じ取れる。
どうやら事前情報の通り、集団らしい。
オリカと背中合わせに警戒する。
何も言わずともこうなるのは流石兄妹と言えるだろう。
さあ、どこから来る。
前後から一気に相手はきた。
一直線に突っ込んできた!
それをオリカと同時に左右に分かれて飛び出す。
そこにいたのは
「蛇か?」
蛇のような体に手と足を少しだけつけたような生物がいた。
大きさは50センチほどであった。
名前は、ウォーカースネークらしい。
レベルなんかは鑑定のスキルレベルが低くて見えなかった。
「まあいい。」
蹴りを使って体が柔らかそうな腹を蹴る。
するとある程度ふっとんだ。
すると隙があるとでも思ったのか何体も突っ込んできた。
それらを殴って撃ち落とす。
そして撃ち落とした蛇もどきを使ってある程度の蛇もどきとともに一緒に撃ち落とす。
「なんとかなるもんだな。」
ふぅ、と息を吐いたら
またもや何体か突っ込んできたが、
「《火玉》」
我が妹の魔術によって吹き飛ばした。
さてと俺も負けてられないな。
「《火玉》」
さっきオリカがこれを撃っていたということはこれが一番効くのだろう。
しかし、オリカ程早くは出せなかった。
要注意だな。
どのモンスターもあのガルムよりは遅く、攻撃の速さも遅いため。
「「グギャア」」
簡単に無双できる。
しかし、
「《火玉》」
カスっ。
途中で魔力切れになったのは駄目だなと反省することになった。
勿論その後は拳と蹴りで、倒すことになった。
しかし、魔術より殲滅速度がかなり遅くなった。とだけ記しておこう。
作者 じゅ・・・
ユート おいどうした作者!ボロボロじゃないか!
作者 受験勉強がな、ガクッ。
ユート 受験ならもっと勉強すべきだろ作者!なんで小説書いてるんだ!
作者 つ、疲れたからに決まっているだろ。
バタッ
ユート 作者ーー!
ということで投稿が勉強によって遅れます。申し訳ありません。
ところで未ブックマークの方はブックマークを、それと評価ポイントをしてくれると作者のやる気がどんどん湧きます。
どちらも下にスクロールすればあるからよろしくな!
ユート 毎回茶番に出される俺ってなんだろな。一応主人公なんだけどな。