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オーバースケールオンライン〜兄妹揃って人力チート〜  作者: 辻口 迷彩
第1章 始まったゲーム
24/29

考察、両利 顎について。

今回は考察です。

面白くないかもしれませんが、最後にある少しの日常は楽しんでください。

奴、両利 顎が生きていける可能性を探し始めたが、特になにも当てはまらなかった。

俺たちが見た死体は別人のだという線も一応、遺伝子を見てもらっているのでありえない。


それ以外の可能性となると魔法が実在するというふざけたルール違反のような可能性しかありえなかった。


それに奴が生きているのならば必ず殺さなければいけない。

俺たち兄妹の平穏の為にも。


それにはまず、情報が少しでも必要だ。

奴は今やっているゲームの第1ボスを倒せと言っていた。

そこから逆算するに、少なくともオーバースケールオンラインの運営にどこかしら奴が関わっているということだ。


つまりだ、やらなくてはいけないことはオーバースケールオンラインの運営会社について調べておくことだ。


それで軽く調べてみた所は、これだ。


オーバースケールオンライン運営会社名は 悪魔の証明 だそうだ。

まさに今の状況だ。

狙ってやったのか?奴は?

いや、それはこの会社を設立したのが奴だった場合のことだ。

それに、俺たちが知っている奴はそこまで頭が良くない。会社の運営なんてできるはずもない。

だからこの線は確実に消える。


では、従業員なのか?それはわからないというのが正解だ。

何故なら、第1ボスを倒した時に知る方法が今のところ従業員ぐらいしかないが、ワールドアナウンスが流れるかもしれない。

もし、ワールドアナウンスが流れるのを知っている可能性を考えると、この会社の人間の友人というところだろう。


つまり今のところ二択というのが正解に一番近そうだ。

さて、次の情報だ。

この会社についての情報がほとんどないということがわかった。

まるで、情報規制でもされているかのようにだ。


もし、情報規制がされているのであればそれはこの会社が政府と繋がっているということになる。


ここまでで、わかったのはこの会社が得体の知れない何かだということでしかなかった。


まず、どうやって俺たち兄妹の能力を知ったのかそれはゲームで知ったのだろう。

俺たちの能力の情報源がそこぐらいしかないからだ。

それによって、奴はこの会社の人間である事が推理できる。


ここからが問題だ。

そんな当たり前のことを認識したところで何もないのだ。

今のところの推理は奴が生きていることを仮定にされて作られている。

しかし、本当に俺たち兄妹が認識した通りに奴が死んでいたとするならこれらの推理は全て覆る。


次はその可能性について考えるとしよう。

何故、両利 顎で接触してきたのか、それが一番の近道だと思う。


両利 顎で接触する理由を考えてみるとしよう。

両利 顎という存在を思い出させたかった?

いや、それだったら郵便ポストとかに写真を入れて思い出させるのが効率的だ。

その方が電話するより、足が付きにくい。

では、両利 顎という存在を騙りたかったからか?

それならある意味理由が付く。

両利 顎という存在を通じてある程度接触したという理由付けが必要だったのではないか?

しかし、その理由は?


だめだな。

今のところ、情報量が圧倒的に少なすぎる。

詩織にやってもらおうにも奴について考えさせるなんて俺には嫌だからな。

そして目の前でご飯を食べている詩織をみる。


さてと

「「ご馳走さまでした。」」

ご飯も食べ終わったことだし、ゲームでもやるか。


「詩織、今日は一緒にベッドに入るか?」

「お兄、珍しい。そっちから誘うなんて。もちろん、行く。」



「さっさっとお皿も洗って一緒に愛しの妹とゲームでもやるとしますかね。」

そう少しだけ楽しみに俺は皿を洗っていた。



「お兄から誘ってくれるなんて嬉しい。」

そう私は小さく家の中のお兄の部屋の前で呟いた。



そんな小さな声達は日常に溶けていく。

しかし、ゲームの世界では破滅の足音がゆっくりと近づいて来ているのだった。

今のところウォーミングアップのようなものなので、少しは見逃してほしいものです。


さて、考察や日常なんかが面白かったらブックマーク、ポイント評価をよろしくね。それと感想なんかを書いてくれると作者はそれを元に直していくよ。

どれも、下の方にスクロールすればあるよ。

よろしくね!

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