表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オーバースケールオンライン〜兄妹揃って人力チート〜  作者: 辻口 迷彩
第1章 始まったゲーム
2/29

第2話 ダイブイン

「お兄ゲームしよ。」


「なんだ詩織いつもしているじゃないか。」


「違う、VRMMO。」


「そんなバカな話あるわけないだろう。」

VRMMOなんていうのはゲーマーである自分達には夢のゲームだがそんなものは小説、アニメぐらいにしかないものだ。

「むぅ、本当にあるのに。」


「何処にそんな証拠があるのだい。」


「お兄、パソコン貸して。」

と言い俺のパソコンをひったくた。

パソコンの画面には株や投資の画面が目につく。

よくよく考えたらこの株とか投資を考えた人のお陰で引きこもってゲーム三昧できるんだよな。

そんなことを考えていたら。

詩織がパソコンの画面を押し付けてきた。

「近い、近い。見えないから少し離して。」


そう言うとパソコンを離してくれた。


「ん!」


そこにはVRMMOオーバースケールオンライン特設ページというサイトであった。

もしだ、これが本当かはテレビを見ればわかるはずだ。

無言でテレビまで歩き出す。


「お兄?」


ピッ

ちょうど、VR特集なるものがやっており、VRの歴史なるものをやっていたがそんなに歴史がある訳もなくすぐ終わり、専門家らしき人が喋り出した。

ピッ


「ごめん。後でアイス奢るからっ!」


間違っていたら謝る。謝らなければ拗ねられるのである。


「むふ〜ん」


くそっ勝ち誇った顔してやがる。

もう一回パソコンの画面を見る。

全国で1万しか売りに出されず倍率は500倍を超える予想らしい。

他に手に入れるにはβ版の参加者が広めるために渡されたもう一つのものを貰うしかないらしい。因みに明日発売され同時に正式サービス開始だそうだ。


「しかし、詩織どうやって買うんだいくら自分の能力があっても絶対にあたるとはかぎらないぞ。」


「むふふふふ、そこはぬかりない、私はβ版の参加者、もうすでにもっている。むふーん」


くそっ勝ち誇った顔してやがる。反撃してやる。


「道理で最近一緒にゲームやってくれなかったのか。」


悲しそうに言う。どうだ!


「うっ、ごめん」


うっ!心が痛い。


「まぁ詩織が楽しかったのならいいよ。」


「お兄っ、大好きっ!」


そう可愛い妹に言われ反撃は撃沈した。


「で、VR機器は?」


「はい、これっ!」


そう渡されたのは俗にヘッドギアと呼ばれる形をしたものであった。

中を触ってみたが柔らかく寝ている時につけても頭が痛くならなそうだった。


「仰向けの状態で設定するから、今日、一緒にベットに行こっ。」


まぁいいかな


「じゃいこっか。」


隣を見ると妹の詩織がベットで横たわっている。


「えーと確かこう言うんだっけ?」


「「ダイブイン」」






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ