前準備
「この子はにゃんカー、ソロで活動してる。」
「そんにゃにほめないでくださいよー。」
「まだほめてない、生産と戦闘の腕は確か。」
「そうか、ガントレットと刀を作ってもらいたいんだがいいか?」
「別にいいにゃ。それと、素材か金はどうにゃんだ?」
「素材はないが金は一応3万ゴルはある。」
「にゃーら、これかにゃ。」
そう言い取り出したのは、鉄で出来ているガントレットと刀であった。
ガントレットは鑑定すると、鉄のガントレット、刀は鉄刀とでた。
ん?なんで武器の攻撃力とかでないんだ?
「あ、鑑定もってるのかにゃ?レベル10以上じゃにゃいと武器の性能は見られにゃいよ。」
そうか。じゃあレベル上げしなきゃな。
それより。
「その喋り方はなんなんだ?」
「勿論キャラづけにゃ。まぁ猫が好きだからというのもあるがにゃ。」
「この武器の性能はどうなんだ?」
「まぁいい方だにゃ。武器の攻撃力はどっちも3だにゃ店売りのやつよりかはいいにゃ。」
「そういえばなんでそんなのがあるんだ?用意なんかできないだろ普通じゃないこの武器は。」
「それは、君の妹のオリカから頼まれたからにゃあ。愛されているにゃね。」
「あ、ありがとうなオリカ。」
少し照れてしまって声が上手く出なかったが上手く言えただろうか。
「ん、」
どうやらこっちも照れてるようだ。
「やっぱり熱々にゃねー。」
「ちよっとレベル上げに行く!」
そう言い飛び出す。
「また来てにゃー。」
顔が真っ赤なのがわかる。
「はぁはぁはぁ。」
思わず飛び出してしまった。
それよりここどこだ?
そこは建物と建物で織りなされた容易には攻略出来ない天然の迷宮であった。
彼は気づかぬうちに迷い込んでしまったようだ。




